【島崎英純】2012年ナビスコカップ・グループリーグ第1節・ベガルタ仙台戦プレビュー(2012/3/19)

ミシャ監督のチーム構築術とは?

浦和レッズはホーム開幕戦のJリーグ第2節・柏レイソル戦で1-0と勝利して今季初勝利を挙げた。その3日後、明日は同じく浦和のホームである埼玉スタジアムでナビスコカップ・グループリーグ第1節のベガルタ仙台戦が開催される。

今回のナビスコカップはウィークデイに国際試合などのゲームがないため、日本代表やU-23日本代表に選出されている選手も試合出場が可能だ。またナビスコカップは2012年シーズンの公式戦3試合目(ACL出場クラブは除く)のため、日本サッカー協会が定める直近5試合のスターティングメンバーを最低6人以上出場させるベストメンバー規定が適用されず、各チームの監督は自らの裁量で先発メンバーを組むことができる。しかし今一戦はリーグ戦から3日後というタイトな日程で組まれているだけでなく、浦和は週末にアウェーの札幌でリーグ戦を控えている。したがって主力の負担軽減のために何らかのターンオーバーがなされるかもしれない。今季の浦和はミハイロ・ペトロヴィッチ監督が新たに就任してチーム構築を始めたばかりのチームだ。したがって指揮官も様々な選手を本番の舞台で試して素養を見極めたい時期ではある。一方でミシャ監督は事前キャンプや日々の練習である程度主力組を固定して熟成を図ってきた経緯がある。固定メンバーで一定期間試合に臨むことでチーム戦術を早期に確立させる手法もあるだけに、今回の仙台戦でどのような陣容を組むのかによってミシャ監督のチーム構築術がある程度明らかになるだろう。

ちなみに前日練習でファーストチームに入っていた選手布陣は以下の通り。

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