ジェフの初夢1 スタジアム改築案(文・西部謙司)2015/12/25
●ゴール裏だけ、やたらと大きいスタジアム希望!
来年の話をすると鬼が笑うと申します。本来は来季への補強戦略について、あれこれ書こうと思っていたのですが、ご存じのとおり放出・補強のバランスが、すごいことになっております(笑)。今ここで、どうこう言える状況でありません。ということで、編成についてはもう少し後に回しまして、もっと遠大な夢を語ることにしました。
まずはスタジアムです。ホームのフクダ電子アリーナはサッカー専用、Jリーグでも屈指の見やすいスタジアムと自負していますが、クラブの発展を考えて改築案をぶち上げたいと思います。もちろんクラブ側には何の断りもなく開陳する私案でございます。
フルキャパシティーで2万人以下というのは、現在はちょうどいいサイズ感なのですが、将来を考えると少し小さい。3~4万人の規模はほしいところ。そうなるとスタンドを増設しなければならないわけですが、ホーム側のゴール裏だけ増設するというのは、いかがでしょうか。理想はボルシア・ドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルク(ヴェストファーレン)です。
ドルトムントは平均観客動員がついに8万人を超え、ヨーロッパ最大の動員力を誇っています。収容人数は8万720人ですから、常に満員ということですね。で、特筆すべきはゴール裏です。キャパシティーが2万5000人ですよ! 現在のフクアリが満杯になったとき以上の人数がホームサイドのゴール裏を埋めています。まさに黄色い壁。写真を見ていただくと分かりますが、外観はわりとフクアリに似ています。これでどうして2万5000人も入るかというと、テラス席(立ち見)なんですね。
満遍なく座席を増やしても埋まらないと思うんです。それより、ホームの客席だけ増やす。一番熱量のあるゴール裏だけ突出して増設しようという提案になります。2万5000人は無理としても、ゴール裏だけで1万5000人ぐらい入れたい。とにかくホーム側ゴール裏だけが突出してデカイ、それが個性になると思うんです。
●表側はビルにして商業施設などに利用
外観は、船橋にあった人工スキー場(ザウス)みたいな感じでしょうか。ただ、せっかくなので表側はビルにしちゃえばいいかなと。
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