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【レビュー】天皇杯準決勝千葉2-3山形@ヤンマー「天皇杯はベスト4でストップ。今後はプレーオフに集中を」(文:西部謙司)2014/11/27

●意外とショックではない

 天皇杯のファイナルを逃したのは残念ですが、案外ショックはありません。個人的にはプレーオフ>天皇杯なんですわ、正直なところ。山形はプレーオフでもう一度当たる可能性のある相手です。負けはしましたが、いろいろわかったこともありました。とりあえず川西翔太は要注意ですな。

 山形がベストメンバーだったのに対して、千葉は森本貴幸が負傷欠場、ケンペスも帯同しませんでした。リーグ戦のメンバーを温存しています。これまでの天皇杯と同様にフレッシュな選手を優先したメンバー選考でした。つまり次に対戦するときは、こちらはパワーアップできる余地があるわけで。

 実際、もしプレーオフに敗れて昇格できず、天皇杯に優勝しちゃってACLに出るとなったら相当大変なことになりますよ。それはそれで僕としてはACLはとても興味があるわけですが、クラブとしてはほぼ災難です(笑)。とりあえず、これでプレーオフに集中できます。一戦必勝のラストゲームです。天皇杯はまた来年頑張りましょう。

●立ち上がりで圧倒される

 山形の先制点はわずか2分、左からのクロスをヘディングで折り返して山崎雅人がゴールしました。その後も山形の勢いに押されてリズムをつかめない時間が20分ほど続きました。これは反省点であるとともに、この試合の敗因でもあったと思います。

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