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【試合前コメント】関塚監督「点も取りながら無失点でいくというところは評価していい」、山口智、高木、町田、キム(取材:片村光博)(3,476文字)2014/10/17

関塚 隆監督
点も取りながら無失点でいくというところは評価していい

「(天皇杯ベスト4でチームの雰囲気も良いのでは?)どの大会でもベスト8からベスト4への階段を登るのは、それだけの実力がないとできるものではない。みんなが努力してきた一つの成果にはなる。ベスト4からベスト8のハードルは高いし、リーグでも4位を争えるようになるとチャンピオンに近付くと思っている。(今節・大分戦に向けて日程面の不利は気にならない?)気候もだいぶ涼しくなって、いまは夏場とは違うので。しっかりと回復することは大事だけれど、実戦の中で調整していくのも非常に大事なポイントになる。(公式戦4試合連続無失点だが、守備への評価は?)天皇杯準々決勝・C大阪戦の前半はゴールに向かう姿勢もありながら、しっかりと守備の組織ができていたと思う。それは(第34節の)東京V戦のあとから、点も取りながら無失点でいくというところは評価していい。(天皇杯で普段試合に出ていない選手が活躍したことについては?)これから累積警告などもあると思うので、天皇杯でもしっかり戦えたことで『次、俺が出番を待ってるぞ』という形になってきている。それはチームとして非常に良い循環ができている。(今節・大分戦は重要な一戦になるが?)ここ最近はアウェイで移動が続いたが、ホームで落ち着いて戦える。一戦必勝で、一戦一戦がわれわれにとっては大事。相手がどうこうというのではなく、自分たちの攻撃と守備をしっかりと大分さんのシステムの中でも機能できるようにする。そこに絞られていると思う。ここからの戦いはその繰り返しになる。コンディションの良い、戦える選手を中心に、しっかりと一体感を持って全員で一つひとつ階段を上がっていくことが必要だと思っている。(公式戦4試合連続無失点の要因は?)しっかりとコンパクトにして、全体の距離を保てている。だからボールにも行けるし、一人がかわされてもチャレンジ&カバーの形が粘り強くできている。あとは足が動いている。セカンドボールに対して足が止まらず、動いていることが良い部分じゃないか」

DF 5 山口 智
良い流れをそのまま継続していけるように準備をする

「(天皇杯準決勝進出でチームに手ごたえはある?)まあ、結果を出すのは大事なことなので。でも、もう終わったことだし、天皇杯は別物。リーグ戦も大事だし、(今節は)大分戦だし、ということのほうが強い。勝てれば大分がヤバくなると思うし、逆に負ければ僕らがヤバい。そういう戦いがずっと続いていくので、良い流れをそのまま継続していけるように準備をするだけ。そこが一番のポイント。(守備でコンパクトさを維持できている要因は?)あらためて取り組んでいる意識の問題が大きい。監督もそこは口酸っぱく、『自分たちはそうしないと良いところが出せない』と言っている。それはみんなの中でも共通理解としてある。僕は一番後ろなので、それを体現する。それがいまは良いほうに出ている。相手に助けられているところもあるので一概には言えないけど、やろうとしていることはだんだん統一できている。

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