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【試合前コメント】関塚監督「次につながる戦いをここでやっていく」、谷澤、戸島、ケンペス、佐藤勇(取材:片村光博)(3,168文字)2014/10/13

関塚 隆監督
次につながる戦いをここでやっていく

「(13日のメンバーは今後のオプションになることも視野に入れて試した?)それと、コンディションのこともある。しっかりとコンディションの整った、元気な選手を使いながら戦う。やりくりしながら、チームとして一つひとつやっていきたい。(大幅にメンバーを代えるわけではない?)代えるほどいない(笑)。(佐藤)祥が出場停止だし、残されたプレーヤーは多くないので、それをどういうふうにやりくりしながら、という戦いになる。(天皇杯準々決勝の相手・C大阪は)タレントがそろっている。苦しんではいるけど、勢いが出たら非常に良いチーム。C大阪にはロンドン五輪のときの選手たちもいるし、楠神なんかも川崎F時代に指導していた。個の強さを感じるチームだと思う。(13日の練習ではサイド攻撃を意識していたが?)C大阪は攻撃のときに両サイドが高くポジションを取ってくるので、どうしてもサイドの攻防が一つのポイントになる。中は中でゴールに近いところだから大切だけど、そこを閉めたときはサイドの攻防になってくる。そこの確認をチームとしてやっておかないといけない。C大阪にはクロスの精度が高いプレーヤーがいるので。そこは駆け引きになる。(戸島にはリーグ終盤戦に向けて戦力となることを期待している?)それはある。最近は練習試合でも動きが良くなってきているので。(戸島をトップ下に置く意図は?)あそこのポジションをできるかどうかを見た。収められるし、大柄だけど動ける選手なので。あそこ(トップ下)をおろそかにしてしまうと、中盤のところが薄くなる。そうなるとどうしても押し込まれてしまう。2トップだけど、縦関係はしっかり保てないとあのスペースを使われてしまう。ケンペスと戸島が組んだときにはああいう位置関係をスタートの部分で取って、どれくらいできるのかを今日は見た。まだ決定はしていない。(天皇杯へ向けたモチベーションは?)もうベスト8なので、一つひとつ勝利を目指して戦っていく。こういう時期に来たら、試合をやりながらコンディションを整えていく。次の大分戦を考えれば相手は中7日で来るけど、われわれはいまのスケジュールの中でしっかりとコンディションを整えていく。ただ、次につながる戦いをここでやっていくことで、それは大分戦にもつながる。そういう戦いを積み上げていくことが、いまは大事だと思う」

MF 8 谷澤 達也
サイドの局面で勝ちたいとは思っている

「(天皇杯準々決勝の相手・C大阪は)J1だし個々の能力も高い。でも、そこでいろいろ試してみたいという気持ちが強い。上のカテゴリーでやっているチーム相手にチャレンジしたい。(サイド攻撃がカギ?)サイドの1対1、サイドの局面で勝てれば、わりと自分たちがボールを持てる時間が増えると思う。サイドの局面で勝ちたいとは思っている。(天皇杯優勝経験者から見て、現在のチームの雰囲気は?)最近、やっとリーグで久しぶりに連勝できたし、チームの雰囲気も良くなってきている。良い状態で臨めるのかなと。(FC東京で天皇杯優勝したときはC大阪戦でゴールを決めているが?)どうですかね(笑)。その辺は運だと思う。まあ、決めなきゃいけないポジションにいるので、チャンスがあれば狙っていく」

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