【インタビュー】VOL.17「大岩一貴~泥臭くガツガツしたプレーをしていきたい」(取材・構成:西部謙司)(2,091文字)2014/04/04
今季から副主将となった大岩一貴選手は、若手頭といったところでしょうか。昨季まではSBとして出場していましたが、今季は本来のポジションであるCBでプレーしています。
プロのスカウトが十代の選手を見るとき、まずは「才能」に注目します。才能に関してはトレーニングで後から身につけるのが難しい、ほぼ持って生まれたものだからです。ただ、才能は一つではありません。おおまかに5つあります。まずGK、これは説明いりませんよね。フィールドプレーヤーはスピード、アイデア、得点力、守備力の4つ。スピードは筋繊維の割合が先天的に決まってます。スピードの能力はサイドのプレーヤー(ウイングやSB)向きです。アイデアは中盤の選手です。得点力はFW。そして守備力はCBの才能です。
CBはクロスボールを跳ね返したり、シュートをブロックするといった、ゴール前の砦としての役割があります。体格も大きいほうが有利ですし、競り合いのパワーや読みの鋭さも必要です。簡単にいうとフィジカルが要求される。ボールコントロールやパスやドリブルも必要ですが、CBに関してはそれは後からでもいいわけで。
大岩選手はCBとしての才能があります。レギュラーポジションをつかんでいる今季、経験を積んで大きく成長するチャンスでしょう。
――今季、ここまでの感想をお願いします。
大岩「個人としては少しずつやりたいプレーはできてきた感じです。試合ごとにやれることも増えていますし。それに伴って結果を出していきたいです」
――やりたいプレーとは?
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