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クラブ史上3人目となる11ゴールを達成した和田昌士 全ゴールプレーバック②【いわてグルージャ盛岡】

前回に引き続き、クラブ史上3人目の二桁ゴールをマークした和田昌士の全ゴールをプレーバック。「まだまだ取ります」の言葉通り、前節の北九州戦でもゴールを決めた和田。本稿では彼の今季5ゴール目から8ゴール目までを振り返る。

5.第15節・松本戦 ニアサイドで決めた豪快なダイビングヘッド

【公式】岩手vs松本の試合結果・データ(明治安田生命J3リーグ第15節:2023年6月24日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

今季5ゴール目は頭での一発。松本をホーム・いわぎんスタジアムに迎えた一戦、16分にカウンターから藤村が左サイドを攻めあがる。アーリー気味のクロスはクリアされたものの、李栄直がセカンドボールを回収し、藤村を経由して再度左の新保へ。左足で放たれたクロスに対し、ニアサイドにスプリントした和田がダイビングヘッドで豪快に決めて見せた。このシーンは松原良香前監督の狙いがピッチで表現されたゴールだった。まずはカウンターの際に、ボランチの李栄直がしっかりと高い位置までサポートに入っていたことでクリアボールを回収でき、波状攻撃のような形でSBの新保がオーバーラップ。クロスの質が高かったのは言うまでもないが、ニアに佐藤未勇が入ることでDF2枚を引き付けたことでできたスペースに入ってきた和田が攻撃を完遂させた。なお、この場面では右SHの桐蒼太もファーサイドで完全にフリーになっている。もしクロスが流れてきても桐が仕上げたはずだ。クロスの際、誰が何枚、どこに入るか。トレーニングで高めてきた意識と約束事が形となって現れたゴールは連敗を止める大きな1点となった。

 

6.第24節・富山戦 3枚でカウンター完遂。またもニアサイドで決めた先制点

【公式】富山vs岩手の試合結果・データ(明治安田生命J3リーグ第24節:2023年8月26日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

松本戦での5ゴール目以降、2ヶ月ゴールのない和田だったが、その鬱憤を晴らすようにこの試合では2ゴールを挙げて勝利の立役者となった。

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