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クラブ史上3人目となる10ゴール達成した和田昌士 全ゴールプレーバック①【いわてグルージャ盛岡】

J334節・鳥取戦でゴールを決め、土井良太、谷口海斗に続き、クラブ史上3人目の二桁ゴール達成者となった和田昌士。この3人の達成シーズンの成績を振り返ると次のようになる。

 

2014シーズン

土井良太 32試合出場(1,953分) 12ゴール

2018シーズン

谷口海斗 23試合出場(1,565分) 15ゴール

2023シーズン

和田昌士 31試合出場(2,377分) 10ゴール ※第34節終了時点

 

和田のキャリアハイはこれまで2019シーズンの秋田、2020シーズンの相模原、2021シーズンの岩手のそれぞれで記録した4ゴールだった。しかし、今季はすでにその倍以上のゴールを量産。これについて和田自身は「シーズン通して前のポジションで起用してもらっているし、ゴールという仕事に専念できているのが大きい」と分析。また、今季は怪我もほとんどなく、パフォーマンスも安定している。これについても「食べるものもそうだし、過ごし方などもいろいろ試してみながら、自分に合ったものを取り入れていることでそういう効果が出ているところもある」と話してくれた。

和田は残り4試合に向けて、「まだまだ取ります」と頼もしいコメントを残してくれたが、ひとまずここまでの10ゴールを改めて振り返っていきたい。

1.第2節・琉球戦 駆け引きと精度で手繰り寄せた先制点

【公式】琉球vs岩手の試合結果・データ(明治安田生命J3リーグ第2節:2023年3月11日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

シーズンファーストゴールは第2節に早くも訪れる。起点となったのは自陣深くからのFK。甲斐健太郎のロングボールは相手に跳ね返されたが、石田崚真が鋭い出足でプレスをかけるとこぼれたボールが和田の足元へ。DFとの間合いを図りながら持ち出すと、ペナルティーアーク付近から低い弾道のミドルシュートを見事ゴール左隅に決めて先制点をもたらした。ポイントはボールを受けた後に一度左に持ち出したところ。左サイドを駆け上がった桐蒼太へのパスをちらつかせることで、対面するCBを一歩右に動かし、重心も右重心にさせることでシュートコースを開けている。シュート精度もさることながら、駆け引きとボールコントロールの巧みさも目立ったゴールだった。

 

2.第5節・福島戦 秀逸のファーストタッチで勝負あり

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