「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

岩政アントラーズは何に取り組んでいるのか(目に見える成長が感じられない理由)/【レビュー】J1第31節 鹿島対浦和

この試合で鹿島が放ったシュートは7本だった。そのうち決定機と呼べるのは樋口雄太のバー直撃のFKを含めて数本だろう。互いに決定機の数は乏しく、虚々実々の駆け引きが楽しかった前回対戦から、チームが成長した実感を得られないスコアレスドローだった。

「ホームの浦和戦というのは僕もよく知っていますが、このクラブのサポーター、そしてクラブにかかわる皆さんが、1年で一番気合いが入ると言ってもいいぐらいの試合だと認識しているので、その試合を勝ちたかったなというのが一番ですね」

岩政大樹監督は、この結果を噛み締めながらコメントしていた。

鎧武者の法螺貝。その背後に立った戦国時代を思わせる幟は風にたなびき雰囲気をつくった。ゴール裏全体を覆った鹿島大明神と香取大明神が描かれた巨大フラグ。サポーターの気合いを感じさせる数々の演出も、勝利には結びつかない。目に見える成長が感じられなかった。

 

 

 

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