Dio-maga(ディオマガ)

【トピックス】渡邉晋監督 シーズン総括会見(3)ゴール裏でのやり取り、就任時に立てた目標、就任決断の経緯、めざすフットボール

【トピックス】渡邉晋監督 シーズン総括会見(2)チームの立て直し、昇格チームとの差、サポーターの力


〇渡邉晋監督

--そのサポーターの話で、試合でなかなかうまくいかなかなったり、連敗があったりした際に、サポーターの前に並ぶときに渡邉監督が一番先頭に立ってサポーターの言葉を受けてたり、渡邉監督からサポーターに声がけをされているシーンも印象に残っていますが、あのときはどういう気持ちで前に出て、話を聞いて、どんなことをサポーターに話していたのかなというところをうかがいたいと思います。
まずは、負けの責任って僕なんです、すべて。そういう覚悟で僕は戦っているので。これまでも、これからも。なので、まずは、先頭に立っているのはなぜかというと、そこに選手をさらけ出したくないんですよね。選手を守るのは僕の仕事なので。もちろん、運営の人たちも一緒に守ってくれるんですけど、そういうような思いを持っているフロントの皆さんがいるのもすごく心強いんですけど、基本的に負けの責任は僕にすべてあるというふうに覚悟を持って戦っているので、まず一番は選手を守る。そういう思いで先頭に立っています。もちろん、物理的にインタビューで急かされたりするので、広報に(笑)、行けなかったりするときもあるんですけど、基本的にはその思いでいるので、ブーイングがあれば僕が先頭に立って受けなきゃいけないし、「不甲斐ない試合だ」「何やってんだ」という言葉が浴びせられるのであれば、それは選手ではなく、僕が受けるべきなので、だから、一番前にいないとやっぱりおかしいですよね。それはもう、僕の持論です。ほかの方はどう言うかわからないし、これがいいか、悪いかもわからないですけども、それはもう僕の持論なので、そういう思いで先頭に立ってます、というところではいます。

あとは、言葉のやり取りは、僕から言ったことはあまりないと思うんですけど、何だろうなあ。ありました? それはたぶん、大宮戦(第8節、監督就任後の初采配の試合)の試合前のタイミングだったと思います。あのときは、もう本当に僕も監督として、「モンテのエンブレムを背負って戦う」というところの覚悟をちゃんとサポーターにも伝えたかったですし、なかなかそういう機会ってないんですけれども、そこはクラブにもお願いをして、「ちょっとひと言だけ言わせてほしい」ということでサポーターの皆さんのところにあいさつに行かせていただいたという経緯でした。

(残り 8222文字/全文: 9243文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3 4
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ