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【山形vs水戸】レポート:阪野の決勝弾で首位攻防戦を制す。大熱戦から得た貴重な財産。

■2019明治安田生命J2リーグ第18節
6月15日(土)山形 1-0 水戸(19:03KICK OFF/NDスタ/6,887人)
得点者:66’阪野豊史(山形)
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1点勝負になることは戦前の想定通り。しかし、両チームともゴール前を堅く守りながらも厳しく前からプレッシャーをかけていて、引きすぎる展開にはならなかった。
攻撃も、狭い局面を交わすパスワークとそれに合わせた動き出しを活かして攻める水戸と、数的優位とワイドを活かしながら幅広くボールを動かして攻めるモンテディオは、プレーのミスこそあれど、ベクトルが常に前を向いていた。

その積極的な姿勢に、両チームの最大の持ち味である素早い攻守の切り替えと球際の強さ、そして首位攻防戦という緊張感が加わったことで、スタジアムの時間は一気に加速したと感じた。

あっという間に終わった90分。素晴らしい対戦相手がいたからこそ生まれる好ゲーム。首位攻防戦にふさわしい、正面からぶつかりあう見ごたえ十分な一戦を見せてくれた両チームを、まずは最大限にリスペクトしたい。
水戸のホームとなる11月2日の39節も、同じようなビッグゲームとして迎えたいと感じてしまうほどだ。

結果は1-0でモンテディオの勝利。しかし「水戸にもチャンスがあったし、そこを決めるか決めないか、その差だった」(山田拓巳)という、どちらに転んでもおかしくない拮抗した試合だった。

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