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【ランダムフォーカス】2アシスト!~三鬼海選手

第18節ジェフユナイテッド千葉戦のMOM〜マン・オブ・ザ・モンテ投票は、阪野豊史選手が191票を集めて1位に輝きました! チームを勝利に導く2ゴールの活躍ですから、予想通りの結果と言えるでしょう。一方、注目された2位争いは、天皇杯との連戦をものともしない奮闘ぶりで何度もピンチを救った栗山直樹選手と、2アシストの三鬼海がデッドヒート。最終的には19票差で三鬼選手が2位でフィニッシュしました。

今季からモンテに加入した三鬼選手は、第2節でモンテデビューを果たして以降、ここまで14試合に出場して右サイドを走り続けています。どちらかと言えば攻守にいぶし銀的存在の三鬼選手ですが、この試合でセットプレーのキッカーを任されると、22分のCKと56分のFKでいずれも阪野選手にピタリと合わせ、ヘディングゴールを演出。注目度もぐんと上がったはずです。

守備面でもチームを助けるプレーが目を引きました。前半の高木利弥選手とのマッチアップしに関しては「足が速いし、左利きなのでなるべく縦を消して守備をしたら嫌がっていた」と三鬼選手。その言葉どおり、高木選手が持ったタイミングで三鬼選手がすばやくチェッックに行くと、それを嫌がった高木選手が後ろに戻したパスがゴールラインを割り、CKに。先制点に繋がっています。

また、高木選手が為田選手に替わった後半は「為田選手はドリブルが上手いので飛び込んだらかわされると思い、様子を見ながら対応」(三鬼選手)。阪野選手の2点目が入る直前にも為田選手のシュートがバーを叩くシーンがありましたが、仕掛けてくる為田選手に対し、加賀選手と二人で落ち着いてシュートコースを切り、自由に打たせていませんでした。

J2でもすでに100試合を超える出場経験のある三鬼選手ですが、1試合でセットプレーからのアシスト2本は初。試合後のミックスゾーンでは「たまたまです」と謙遜しながらも「すごく嬉しかった」と笑顔を見せていました。

この試合のMOM投票は、今季最多となる232票の総投票数(投票アカウント数)を記録。サポーターの皆さんの喜びが数字に表れています。三鬼選手、これからもゴールにつながるキックをお願いしますね!

文・写真=頼野亜唯子

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