浦レポ by 浦和フットボール通信

良い流れを作るべきゲーム、負傷者の復帰がどこまであるか【轡田哲朗レッズプレビュー/G大阪】

(Report by 轡田哲朗)

堀之内SDに交代して初戦、復帰する選手と競争の結果は

浦和レッズは4月20日にリーグ戦の9試合目でガンバ大阪と対戦する。今季からリーグ戦が38試合に増えたとはいえ、そろそろ4分の1が終わろうとするタイミングになる。その観点でいくと、いつまでも「まだ始まったばかりだから」とは言っていられなくなる。そうしたいのは山々だという答えが返ってくるのを承知で、チームが噛み合いきらないうちでも勝ち点だけは確保しておかないと、いざシーズンの中盤から後半でチームが良くなってきても前半戦でロスした差を埋めきれないということも起こり得る。毎シーズン同じことを記すことになるが、リーグ戦の勝ち点はバラエティ番組のように最終戦だからと言って10点にならないし、最後の問題を正解したら1000点みたいな制度であるチャンピオンシップもない。会計的に積み上げられた数字だけが競われるので、8試合を終えて勝ち点11という今の成績には、あまり余裕がない。

そうした中で迎えるホームゲームなので、勝ち点3が必要なのは間違いない。クラブは強化責任者として堀之内聖スポーツダイレクター(SD)の就任が発表されたばかりだが、それにあたって目標の部分を「クラブとして常に優勝争いをするというものがある。選手理念にも書かれている、サッカーを極め、勝利を追求するというものがある。1試合、1試合の積み重ねが勝ち点になり優勝につながる。まずは1試合、1試合にフォーカスし、日々のトレーニングからステップアップしていきたい」と話していた。その観点から目標を達成するための目安は試合数の2倍程度の勝ち点を確保していくことになる。

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