浦レポ by 浦和フットボール通信

学んだことを生かすべきゲーム 出せるもの全てをかけて突破を【轡田哲朗レッズプレビュー/天皇杯準々決勝 G大阪戦】

(Report by 轡田哲朗)

基本的には「オーディションは終わった」時期の戦い

浦和レッズは27日に天皇杯準々決勝でガンバ大阪と対戦する。今さら確認するまでもないが、2戦方式ではなく1試合で全てが決まるノックアウト型のトーナメントであり、90分で決着がつかなければ延長戦、PK戦と進む。求められるものは準決勝進出ということだけであって、それが達成されれば残りは全てボーナス要素でしかないから、ネガティブな要素があっても目をつぶることができるし、敗退すればどれだけポジティブな要素があっても合格点に達しない。これがJ2やJ3、あるいは下の年代のチームが出場した場合はその限りではないが、少なくともJ1の半分から上のチームにとっての天皇杯は、そのようなものだと言える。そして、その要素はラウンドが上がれば上がるほど大きくなる。

これまでリカルド・ロドリゲス監督は、大会が変わると少しメンバーも入れ替えながら起用するマネージメントを見せてきた。しかし、この試合を含め準決勝と決勝に進んだ場合を考えても、日程が厳しいのは中4日で戦うこの試合と、11月3日の川崎フロンターレ戦から中3日の鹿島アントラーズ戦の2試合だけだと言える。そして、このガンバ戦に関しては22日の柏レイソル戦でプレータイムを交代でマネージメントした後だから、同じメンバーで乗り切ることも可能ではないかと考えられる。

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