浦レポ by 浦和フットボール通信

マチェイ・スコルジャ監督が退任について、埼スタで指揮を執る時に感じている特別な感覚、サポーターの思いなどを語る【監督定例会見全文起こしレポート】

マチェイ・スコルジャ監督

会見が始まる前に先立ちまして、マチェイ監督よりメディアの皆様へお伝えしたいことはございますので、宜しくお願い致します。

皆さんこんにちは。まず皆さんにお伝えしたいのは、今シーズンの初めから日本で過ごしてますけれども、非常に幸せな時間を送っています。素晴らしい国であり、素晴らしい文化があり、親切な人に囲まれています。浦和レッズのような素晴らしいクラブで仕事をすることができ、非常に嬉しく思います。ここでも素晴らしいスタッフや選手、そして信じられないようなサポーターに囲まれて過ごしています。

そして今シーズンはたくさんのチャレンジがある。非常に厳しいシーズンでした。まだまだチャレンジはこれからも残っています。まだまだ戦いは残っていますし、目指して戦う目標もあります。でもこの今シーズンが終わってから私の中での優先順を変えて、仕事ではなく家族の方を優先して過ごしたいと判断しました。ですので、母国のポーランドに戻り、この浦和との契約満了したところでポーランドに戻りたいと思っています。そしてこの日本という国、本当にJリーグというリーグ、そして浦和というクラブで本当にいい時間を過ごしていましたので、自分にとっても難しい決断でした。自分のキャリアの中でも最も重要な経験をここで、私はしています。

でも非常に申し訳ない気持ちでいっぱいですけれども、今シーズンが終わったところで数ヶ月は、家族と共に過ごしたいと思っています。それが数ヶ月が5ヶ月なのか6ヶ月なのかまだ分かりませんけれど、それが終わったと所で、もう一度仕事したいと思っています。そして、将来的に浦和との縁がもう一度あれば非常に嬉しいことになると思います。

また、メディアの皆さんにも感謝をお伝えしたいと思います。このメディアの皆さんとのコンタクト、このような会見などを思い出すと、その皆さんの会見でのプロフェッショナリズム、そして職業倫理には素晴らしいものがあると思いますし、自分の人生の中でもこのような方々に出会ったのは初めてです。それに感謝したいと思います。ありがとうございます。本当に非常にレベルの高いものを見せていただいてますし、感謝しています。お時間ありがとうございました。私からは以上になります。ここからはアビスパ戦に向けて集中していきたいと思います。

(こんにちは。監督が来年いらっしゃらないことが非常に残念です。残りJリーグ2試合では、残念ながら、前節の神戸戦でちょっと納得がいかない負け方になってしまって、優勝、2位になることもできなくなった。でも3位は素晴らしい成績じゃないかと思うんですけど、このリーグでの順位についてどのように感じているか)

まずこれからもしっかりと集中して戦い、この今の3位というポジションを死守したいと思ってます。リーグでトップスリーで終わらせるということは、我々にとって重要な目標です。ですので、アビスパ戦は我々にとって非常に大事な試合になってきます。最終的な結果に関しては、この試合を戦った上で出るものですので、今の時点では何とも言えないんですけれども、例えば3位で終わったとすれば、今シーズンは悪くなかったと言えると思います。しかし6位で終わったならば、非常に失望する状況になると思います。

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