浦レポ by 浦和フットボール通信

マチェイ・スコルジャ監督が「野心的なビッククラブ」と表したレッズで必要だと感じていること 「6ヵ月ごとに新たな血を注入することも必要」と夏の補強も示唆

(Report by 河合貴子)

攻撃が停滞する状況を打開するために

『浦和を背負う責任』を胸に刻みピッチで闘うのは選手たちだ。それを率いているのは、スコルジャ監督である。スコルジャ監督自身にも『浦和を背負う責任』がある。監督も選手もそのプレッシャーは、想像を絶するものがある。

「フロントからもファン・サポーターの方々からも大きな期待を寄せられるクラブだ。我々は、毎日クラブハウスに来ているが、そのプレッシャーを感じる」と話し「ただ、このようなビッグクラブではそれが普通だ。このプレッシャーは、全員に対して良い効果を生むわけではない。練習で非常に好調なのに公式戦になるといいパフォーマンスが発揮できない、うまくその状況をマネジメントできない選手もいる」と、少し寂しげな表情をした。

プレッシャーを力に変えられるメンタルが強い選手もいれば、プレッシャーからミスを恐れて本来の力が発揮できなくなってしまい自信を失くしてしまう選手もいるのだ。当たり前のことだが、選手たちはロボットではない。感情をもった人間だ。選手に限らず誰だってメンタルの弱さを持っているが、プレッシャーを乗り越えて一皮むければ大きく成長できるのではないかと思う。

だが、そんな悠長なことを言ってはいられない現実がある。この状況の打開策としてスコルジャ監督は「浦和のような野心的なビッグクラブは、6ヵ月ごとに新たな血を注入することも必要だと思っている。そういった意味で今後のいい動きもクラブには要求されると思う」と夏の補強を示唆した。

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