新潟に勝利して首位独走態勢に 悪い雰囲気を変えた柴田の判断とは【河合貴子 試合のポイント/WEリーグ第11節新潟戦】
(Report by 河合貴子)
終わってみれば3得点の快勝
そろそろ今年の桜の見頃時期は終わってしまうが、浦女たちの勝利の華は力強く咲き誇り続けている。第11節・ノジマステラ神奈川・相模原戦で3-1と勝利し首位に立った三菱重工浦和レッズレディースは、「WE ACTION DAY」を挟んで1試合少ない状況でも首位であった。残り10試合優勝に向けたカウントダウンが始まる中、1勝1分け9敗と最下位に沈むアルビレックス新潟レディースをホーム浦和駒場スタジアムに迎えた。優勝を狙うならば、取りこぼしは許されない一戦だ。
対する新潟Lは、3月5日に開催されたデンカビックスワンスタジアムでの対戦で2-1と惜敗した悔しさを晴らしたい。女同士の気持ちの籠もった熱いバトルは、3-0で浦和が完封勝利を飾り、2位のINAC神戸レオネッサと勝ち点を3差にして独走態勢に入った。
浦和は、遠藤優選手を怪我で欠いたため佐々木繭選手を左サイドバック、水谷有希選手を右サイドバックで起用、また長船加奈選手をベンチスタートしリーグ戦11月6日開催の広島戦以来の先発となった長嶋玲奈選手と石川璃音選手のセンターバックとし、4-2-3-1で臨んだ。怪我人を多く抱える新潟Lは、長身でDFの浦川選手をFWにコンバートし守備力と前線のターゲットとして起用し、4-4-2で挑んだ。
前半、浦和が放ったシュートは7本に対し、新潟Lは0本。シュート数から見ても浦和が圧倒していたが、正直なところ力の差は歴然としていたが、決して楽な試合ではなかった。
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