浦レポ by 浦和フットボール通信

楠瀬監督がWEリーグカップ仙台戦に向けて意気込み「決勝に出るのがマスト!」

(Report by 河合貴子)

攻撃力のある仙台を如何に抑えるか

三菱重工浦和レッズレディースにとって、残暑厳しい酷暑とコロナ禍の影響、さらに負傷による戦線離脱した選手を抱えた上にU-20女子W杯で代表選手が招集され苦しい台所事情で始まったWEリーグカップ。決勝まであと2試合を残して浦和は、Aグループ首位に立っている。だが、EL埼玉(ちふれASエルフェン埼玉)とAC長野(ACパルセイロレディース)と勝ち点が並び得失点差3点での首位だ。

楠瀬監督は「決勝に出るのがマスト!」と身を引き締めた。9月3日に開催されたAC長野との首位攻防戦では、コロナ感染症のため楠瀬監督は信頼している正木ヘッドコーチにすべてを任せた。

「西村がやっとデビューしたなあ。河合が頑張っているけど途中で厳しかったなあ。負けなくて良かったが、若い子たちがそこでいろいろと経験して、チームとしてまだまだ伸ばさないといけないことが見えた。良い意味で、ちょっと(客観的に)退いて見えた」と笑顔をみせた。

2022/23シーズンを迎え、浦和は4-3-3と攻撃力をアップして新システムにチャレンジしてきた。しかし、前節のAC長野戦では、柴田華絵選手と佐々木繭選手のコンビでダブルボランチに起用し、今まで通りの4-2-3-1のシステムに戻して闘った。

「従来とか、新しいとかはあまりこだわっていない。ただ、しっくりくるなと多少だが感じていた。4-3-3をやったときは、植村とか丹野とか左で特長がある選手を生かすのでやった。4-2-3-1だと守備的には安心してみんなポジションを取れる。2点獲られたけど、慣れている」と話し「どんなシステムであれ、どんな戦略であれ、ボールを握ってゲームをコントロールしていきた。そのためにも、しっかりとボールを動かせるポジションやリズムができれば良い」とチームコンセプトは変わらない。

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