相模原に快勝でレッズレディースが首位浮上【河合貴子 試合のポイント/WEリーグ第11節相模原戦】
(Report by 河合貴子)
ウィンターブレイク空け3連勝で首位に浮上
ウィンターブレイク明けからのWEリーグ後半を2連勝して好調なスタートをきった三菱重工浦和レッズレディースだが、リーグ制覇を狙い首位INAC神戸レオネッサを射程距離に収めて勝ち点1差で追撃中であった。とにかく1試合も落としたくない状況でアウェイの地に乗り込んでノジマステラ神奈川相模原戦に挑んだ。
相模原の菅野監督は「試合としては残念ながら完敗に近い。1つはスピードや高さや技術を持っている相手が、我々よりも良く走り、賢く走っている。なかなか相手を上回るのは難しい」と試合を振り返るほどの展開であった。試合は連携ミスで失点はしたものの3-1で快勝し、首位を走る神戸が日テレ東京ヴェルディ・ベレーザに1-1と引き分けたため、ついに浦和は首位に立った。
浦和は、前節・ちふれASエルフェン埼玉戦では、リーグ屈指の攻撃力を封じ込められて浦女らしいコンビネーションが出せずに苦戦をしいられ何とか終了間際に清家貴子選手のゴールが決まり1-0で辛勝しただけに相模原戦では原点に返った攻撃のリズムを取り戻したい。EL埼玉戦での負傷が影響して遠藤優選手はベンチ外となり、栗島朱里選手を右サイドバックで起用し、柴田華絵選手と塩越柚歩選手のダブルボランチで臨んだ。
試合開始から主導権を握ったのは、もちろん浦和であった。9分、清家選手からの縦パスを受けた菅澤優衣香選手がタメをつくり猶本光選手へと展開すると、大外に周り込んだ清家選手から菅澤選手へ、その落としのパスを受けた猶本選手がファーサイドから斜めに走り込んできた安藤梢選手へとスルーパスを送り、安藤選手が右足のアウトでトラップし身体を反転させながらしっかりとゴールへと流し込み浦和が先制。相模原の守備陣を翻弄するにように華麗なリズムの崩しからの美しいゴールであった。まさに本来の浦女のゴールだ。
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