リーグ3連勝!勝ち方を知っている酒井宏樹が自らの同点弾で流れが変わると思った理由は【河合貴子 試合のポイント/J第5節新潟戦】
(Report by 河合貴子)
好調新潟に逆転勝ちでリーグ3連勝
「僕らにとってはホームなので勝つことは当たり前で、勝って良かったというよりは、ほっとしたというのが素直な気持ちですね」と酒井宏樹選手は安堵の表情を浮かべてアルビレックス新潟戦の逆転勝利を噛みしめていた。
J1の舞台に6年ぶりに返り咲いたアルビレックス新潟は、開幕から2勝2分けで無敗と好スタートを切っていた。浦和のキックオフで開始された試合は、立ち上がりこそは浦和が主導権を握ったように見えたが、徐々に新潟がしっかりとポゼッションしながら攻勢をしかけてきた。しかし最初の決定機を迎えたのは浦和だ。9分、クサビの縦パスを受けた伊藤敦樹選手は関根貴大選手へと預けてペナルティーエリア内へと走り込み、タイミングを合わせた関根選手の相手DFの股抜きパスを受けて新潟ゴールへと襲い掛かった。シュート性のクロスはわずかにゴール左へとそれてしまったが、ファーサイドにつめていた興梠慎三選手が触っていれば1点ものであった。
だが、そのわずか1分後に新井選手のアーリークロスのバウンドに合わせた太田選手の豪快なシュートがゴールネットを揺らし失点すると、新潟の攻守のギアが上がってしまった。新潟は、浦和のプレスを上手く交わしながらポゼッションし良い距離感でトーマス・デン選手が逆サイドへと見事な飛ばしのパスを入れて攻撃を組み立てきたのだ。ボールの奪いところが定まらず苦しい展開になってしまった。スコルジャ監督は「相手がサイドを変えながら長くキープするという、相手がやりたいことができる流れになってしまった」と険しい表情をして振り返った。
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