浦レポ by 浦和フットボール通信

レッズレディースが3点のビハインドをひっくり返して、リーグカップ初代女王に【河合貴子 試合のポイント/WEリーグカップ決勝 東京NB戦】

(Report by 河合貴子)

清家を最前線に置いてから怒涛の攻撃に

夜の帳が下りる頃、味の素フィールド西が丘は2022-23WEリーグカップを手にした三菱重工浦和レッズレディースで真っ赤な歓喜の渦に包まれた。浦和が、日テレ・東京ヴェルディベレーザをPK戦の末、打ち負かし初代カップ戦の女王の座についたのだ。

試合は決して楽な展開ではなかった。浦和は、菅澤優衣香選手を1トップにした従来の3-2-3-1システムで、右サイドバックに水谷有希選手、センターバックは高橋はな選手と石川璃音選手のコンビで挑んだ。

試合開始からしっかりとボールをポゼッションしながら自分たちのリズムで攻撃を仕掛けていく浦和であったが、三浦選手をアンカーとした4-3-3システムの東京NBの守備をなかなか崩しきれないでいた。

試合が動いたのは25分。右サイドからの藤野選手のアーリークロスがファーに流れたところを北村選手が走り込みクロスを上げ、ゴール前で合わせ身体を投げ出した植木選手のヘディングシュートがクロスバーに直撃!そのこぼれ球に植木選手が素早く反応してヘッドで押し込み東京NBに先制されてしまった。ピッチの幅を巧みに使った攻撃に浦和の守備が翻弄された失点だった。

失点直後に飲水タイムがあり、気持ちを切り替えて挑んだ浦和ではあったが、29分に後方からの攻撃の組み立てを藤野選手が鋭い読みで高橋はな選手からインターセプトし、ショートカウンターから植木選手に決められ0-2。

浦和は前半で1点を返そうと猛攻を仕掛けるもの、31分の猶本光選手のCKの流れから柴田華絵選手のシュートも、34分の安藤梢選手が左サイドでドリブルを仕掛けてDFを釣り佐々木選手へとマイナスのパスを送り、ゴール前へと走り込んできた清家選手が佐々木選手から横パスを受けて放ったシュートも、アディショナルタイムに猶本選手の右サイドのゴールライン際からマイナスのクロスに安藤選手が合わせるも、ゴールネットを揺らすことが出来ずに0-2で前半を折り返した。浦和が放ったシュートは、東京NBの3本に対して倍の6本であった。

(残り 2258文字/全文: 3130文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ