ユーティリティーな力を発揮する、佐々木繭が意識していることとは
(Report by 河合貴子)
SB、ボランチ、CBもこなす
攻守においてしっかりとした基礎技術を武器に、柔軟に対応できるポテンシャルが高い選手が佐々木繭選手だ。攻撃面では、インナーラップして豪華でかつ強烈なミドルシュートも放つことができ、左サイドバックからオーバラップしてあげるクロスも魅力的だ。守備面でも危機察知能力が高く帰陣が本当に早い。主に左サイドバックが佐々木選手の主戦場であるが、インサイドハーフもボランチもできるユーティリティーさがスキルの高さを物語っている。ある意味、かゆいところに手が届く選手ともいえる。
怪我やコロナ渦の影響を受け、U-20女子W杯で石川璃音選手たちも不在の中、新シーズンのリーグ戦の前哨戦ともいえるカップ戦でのメンバー構成は厳しいところがあった。また、守備の要であった南萌華選手の移籍もあり、DFラインを新たに構築しないといけない課題をチームは抱えていた。さらに、チーム全体のスキルアップを図るために4-3-3システムにもチャレンジするカップ戦になっている。
佐々木選手は「メンバーがいつもと違う中でうまくいかない部分もあったが、今後のリーグ戦に向けて課題がたくさんでて良い試合になった」とカップ戦の首位攻防戦となったAC長野戦を振り返った。
(残り 989文字/全文: 1524文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ