浦レポ by 浦和フットボール通信

まずは今を生きること 忍耐を持って何度でもやり直せるか【轡田哲朗レッズプレビュー/福岡戦】

(Report by 轡田哲朗)

傾向の似た数字を持つ両チーム、ゴールが生まれるかどうかのレベル

浦和レッズは28日にリーグ戦の16試合目でアビスパ福岡と戦う。5月末という時期だけで見るとシーズンは始まったばかりという感覚があるかもしれないが、全34試合のリーグ戦なので、もう半分近く終わることになる。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で6試合、富士フイルムスーパーカップで1試合やっているから、年間の想定される試合数を見てもほぼ半分を消化しようとしている。こういう数字は「ある事実を客観視したもの」なので、あまり目を背けることはできない。

前の試合でセレッソ大阪に0-2で敗れて中2日。そのゲームではキャスパー・ユンカーが負傷交代して、大きい筋肉のところを気にしていたことからも悪化させたら数カ月単位になりかねないので、普通に考えればここは無理させられないだろう。また、2試合連続で登録メンバーから外れたダヴィド・モーベルグがどうなるか、セレッソ戦をスキップさせた明本考浩と伊藤敦樹は福岡戦に合わせている状況なのか、全く休めていないセンターバックをどうするのかなど、色々なところでギリギリのやり繰りが行われている。とはいえ、このリーグ戦の連戦はここで一区切りなので「厳しいのは承知であと1試合頑張ってくれ」があるタイミングとも言える。

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