浦レポ by 浦和フットボール通信

柴戸海が自らの進化への実感、岩尾憲加入でのさらなる進化の可能性について感じていることとは

(Report by 河合貴子)

日々進化中

「考え方や今までの自分の在り方を壊してできた部分」と柴戸海選手は、覚醒した自身のプレーを表現した。手応えを掴み、自信をつけることができたターニングポイントとなった試合は、昨シーズンのリーグ戦初先発で起用された鹿島戦(4月3日、埼玉スタジアム 2-1)であった。浦和は開幕のFC東京戦を1-1で引き分けると、なかなか波に乗れずに1勝2分け3敗で迎えた鹿島戦だ。しかも、川崎にチームの完成度の違いを見せ付けられて0-5と大敗したあとで巡ってきたスタメンだった。

「それまでチームもなかなか勝てていなくて、僕も昨季のリーグで先発出場した最初の試合だった。そこで自分が出られて勝利できたことが自信になった」と当時を懐かしそうに柴戸選手は振り返った。

それまでは、チームNO.1を誇る持久力で働き蜂のように縦横無尽にボールを追いかけ走り回っていた柴戸選手であったが、「ボールに寄りすぎないところで、中間というか、ある意味、曖昧なポジションを取る。ボールとつながるというよりは、次の選手とつながるようなポジションを取ることを意識している」と考え方を変えたのだ。

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