集中力のある試合で1点差の敗戦も、横たわる確かな差は何だったのか【轡田哲朗レッズレビュー/J30節鹿島戦】
(Report by 轡田哲朗)
見た目の印象よりリスクを取った「半分ターンオーバー」
浦和レッズは1日のJ1第30節のアウェーゲーム、鹿島アントラーズ戦に0-1で敗れた。現在の浦和は9位から16位くらいのどの順位で終わってもおかしくないような成績のチームであり、鹿島は3位以内ではフィニッシュするだろうという位置にいる。だから、簡単に勝ち点を得られる試合ではないというのは、客観的に見ればそう言えた試合だ。
その中で大槻毅監督は中央エリアの選手をこの試合でターンオーバーするようなメンバーを組んだ。サイドエリアの選手はアップダウンが激しいので、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、アル・ヒラル戦の直前になる川崎フロンターレ戦を“飛ばす”方が良いと判断したのかもしれない。そして、GKはACL決勝の初戦が出場停止になる西川周作ではなく、福島春樹にJ1デビューのピッチに立つ機会を与えた。
(残り 2449文字/全文: 2844文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ