浦レポ by 浦和フットボール通信

無料記事:クラブワールドカップ開催地 UAEレポート6日目から11日目【轡田哲朗現地レポート】

長かったクラブワールドカップの取材も終わり、残すは帰国のみです。前回からの続きで言うと、浦和レッズは5位決定戦でウィダード・カサブランカ(モロッコ)に勝利して帰国しました。僕は航空券や宿泊の都合もありますが、結果に関係なく最終日までステイすることが決まっていたため、選手たちをアル・アインのハッザ・ビン・ザイードスタジアムで見送りました。

浦和が帰国してしまったので、3位決定戦が残っていたパチューカの練習を見に行きました。メインスタジアム横のサブグラウンドですが、本当に素晴らしい環境です。ただ、さすがメキシカンの陽気なチームなのでアナウンスされた練習時間の30分後くらいにやっと来るという感じでした。本田圭佑選手もすぐそこでボール回しをしていました。

試合日のスタジアムでは、ファンショップやトロフィーの展示会場、1on1で遊べるものなど、時間を潰せるような場所は少しあります。ただ、スタジアム回りのアクティビティという意味では、非常に貧弱なものでした。それと、予想外だったのは会場回りを含めて全く露店が出ていないこと。それは街中でも一緒でした。UAEはあまりお金に困っている人がいない国だそうなので、そういった隙間産業の入り込む余地がないのかもしれません。

ということでフラフラと歩いていると、メキシコの格闘家(?)を発見しました。アルフォンソさんというパチューカの熱烈なサポーターらしく、「写真の1枚も取らせてよ」と言ったらあっさりOKと。そして「まあ、見てくれよ」と背中を向けてマントをまくり上げると、本田選手のユニフォームを着ていました。

記者席はこんな感じで、3席に1台くらいの割合でモニターがあります。現地取材というのは、試合全体は掴みやすいものの細かいところが見えづらいことが少なくないので、非常に助かりました。表彰式では、ずいぶんと景気良く花火が打ち上げられていました。

UAEはイスラムの国ですが、特にアブダビやドバイでネイティブなのは全体の3割くらいで、他の住民は外国人という人口構成です。そのため、クリスマスが近いこともありホテルの入り口にはツリーが飾られていました。そして、10泊を過ごした部屋を後にすることになります。今回のホテルはFIFAが推奨するホテルの一つでしたが、決して高くもないし快適で便利な場所でした。再来年、浦和と共に来ることができれば、またここに泊まろうかなと思っています。

最終日には、飛行機に乗るまでの時間つぶしにアブダビにあるルーブル美術館の別館に行ってきました。建物の下のところまで海が入り込んでいる構造で、マリーナという感じです。中の写真をバシバシとアップするのはどうかと思うので、ナポレオンの肖像画でお別れです。到着日に空港が真っ暗だったと書きましたが、考えてみれば帰りも夜便なので真っ暗でした。

これでUAEの旅は終わり、帰国します。到着は日本時間の18日になりますが、そのまま18時にスタートする「J番記者による大忘年会2017』~タグ祭り!~」に出演することになりました。お時間よろしければ、是非お越しください。

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