浦レポ by 浦和フットボール通信

岡本拓也は反省から目を背けず、勝負の責任と向き合ってシーズンを過ごす【湘南番記者の隈元大吾が語る】


(取材・文)隈元大吾(縦に紡ぎし湘南の)

自分が引っ張るくらいの気持ちで挑んだ今季

シーズンの始動から別メニューだったのは、昨季終盤に行なった手術のためだった。状況反復性関節脱臼を治療すべく左肩にメスを入れた岡本拓也は、以来復帰に向けて粛々とリハビリを続けていた。

今季に臨むにあたり、岡本には強い想いがあった。

「チームをJ2に落としてしまったことに責任を感じている。今年は活躍することが普通のシーズンにしたい。当然チームの中心でやっていきたいし、自分が後ろを引っ張るぐらいの気持ちでやりたい」

開幕から約1カ月、復帰のときは3月に訪れた。第4節愛媛戦で試合終盤に送り出され、勝利の瞬間をピッチで迎えると、翌節の千葉戦からスタメンに名を連ねた。第8節岐阜戦では今季初ゴールもマークした。

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