【無料記事】浦研的日日是好日-『オンラインオフ会を計画中です』2020.04.18

浦研プラスで“仮想バー”の営業なんてどうでしょう? ちなみに、この写真は、フランクフルトの行きつけのバーの看板です

福さんから連絡が…

 最近は福田正博さんこと、『福さん』と1週間に1回くらいのペースで連絡を取り合っています。基本的には福さんの方から「生きてるか?」というメールが来て、それに対して僕が応答するパターンです(笑)。

 僕は今、ドイツのフランクフルトに住んでいるので、日本の状況はインターネットの情報などに頼るしかありません。でも、福さんが日本の状況をかなり細かく説明してくれるので大変助かっています。逆に僕は拙いドイツ語を駆使して懸命にこちらの情報を集めたり、身近で置きた出来事や街の様子などを福さんにお伝えして情報を共有し合っているのですが、これはなかなか良いなと思い始めています。

 おそらく福さんはドイツがロックダウン(都市封鎖)中で様々な外出制限、行動制限を課せられる中で、ひとり自宅生活を送る僕を心配してくれているのだと思います。そんな僕も、やはり誰かと会話する機会が無ければ気分が滅入りますし、ストレスも溜まっていきます。ちなみに、こちらの住民もやはりそのようなストレスを感じているようで、最近は買い出しのためにスーパーマーケットへ行くとアクリル板を張ってウイルス関連防止をしているレジの店員さんと他愛のない話をするお客さんが増えているように感じます。ただ、こちらのレジは商品をベルトコンベアーのようなテーブルに置いた状態で商品チェックをしていくので、買い物客はその流れに沿って進まざるを得ず、レジ作業がストップするような事態にはなりません。

 そんな、どうでもいいような話を話題にすると、福さんは「おお、面白いな、それ」と言って素直に関心を示してくれたりします。ただ、最近は日本も緊急事態宣言が発令され、新型コロナウイルスの罹患者も増加している状況から、福さん自身も様々な危機感を抱いていると仰っていました。

 新型コロナウイルスの流行は、これまで世界中の人々がそれぞれの文化、風土を元に築き上げてきた生活様式を変化させようとしています。当たり前だと思っていた日常が突如停滞し、新たな選択を余儀なくされるのは非常に深刻な事態です。でも最近は、その新しい生活様式、新たな行動規範によって人々のコミュニケーション機会が逆に高まる可能性も秘めているのではないかと思うようになりました。例えば福さんとは、これまで以上に話をする機会が増えましたし、他にも日本の友だちや、ドイツで出会った友人ともネット環境を介して積極的に関係性を築く機会が増えました。来週は日本の友だち数人との『ネット飲み会』を計画していますが、仲間たちが「じゃあ、日本時間の19時から開始ね!」と言ったのに呼応して「OK!」と返してしまった後に、『日本時間の19時って、ドイツ時間の昼12時じゃん!』と気づき、仕方がないので、その日は早朝からバリバリ仕事して真っ昼間からビールを飲むことに決めました(笑)。

 というわけで、この『浦研プラス』でも、会員の方々とのコミュニケーションを一層図ることを目的として、オンラインオフ会の『“BAR”浦研プラス』でも開催しようかなと思い立ちました。ちなみに『オンライオフ会』って、なんだか矛盾した言葉が連なっているように思えますが、しっかり用語として成立しているんですね。ただし、今回は新たな試みでテスト的にスタートしたいので、当面は『zoom』のような双方向で会話し合う形式ではなく、『Youtube』でのライブ配信で、皆さんにはチャットなどでご参加していただく形式を考えています。これならば事前に参加者を募ることなく、会員であればどなたでもご自由に会に加わることができますものね。

 元々、このような状況になる前から『オンラインサロン』のような会員向けのイベントを開催したいと思っていたのですが、この機会ですから、予め日時を設定し、皆さんと浦和レッズのこと、サッカーのこと、そして日常のことなどを語り合えたらいいなと思っております。

 まずは環境構築から始め、近いうちに皆さんに向けて告知致しますので、少々お待ちくださいね。

(了)

« 次の記事
前の記事 »