【無料掲載】神戸戦へ向けて、法則は変えない【大原レポート】

猛暑の中で

浦和レッズはJリーグ2ndステージ第10節・ヴィッセル神戸戦を明日に控え、大原グラウンドで朝の9時から最終のトレーニングを実施した。

埼玉県地方は青い空と入道雲が交互に折り重なる晴天で、陽射しが厳しくなると強烈な熱気が漂う猛暑となった。気温は35度まで達し、緑の芝生に太陽の光が照り返されると体感温度はそれ以上に高く感じた。さすがの選手たちもこの暑さには参っているようで、時折集中力が途切れたようなプレーを見せてしまったが、土田尚史コーチらが「しっかりプレーしよう!」などと声を上げると全体の意識が高まり、武藤雄樹や興梠慎三らが強烈なシュートを決めて気合を入れた。

ここ最近のチームは試合前日の練習内容が決まっていた。しかし、前節の川崎フロンターレ戦でリーグ戦10試合無敗(9勝1分)の記録が途絶えたことで、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督がルーティーンを変更することも考えられた。しかし実際は先週までと同じメニューである鳥かご、パスワーク、ストレッチ、そして11人一組の攻撃パターン練習で締め、全体練習終了後は各々が自主トレーニングに励んで明日の試合に備えた。

前日の日本代表発表会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督が語った通り、槙野智章が25日に足を痛めて別メニュー調整となった。その後の診断の結果右足ハムストリング肉離れが判明し、槙野はこの日の練習で完全別メニューの室内調整だけで終えた。彼の明日の試合出場可否については、この後更新する神戸戦プレビューを参照して頂きたい。

その他のメンバーは、リハビリ中だった平川忠亮が全体練習に合流、前節の川崎フロンターレ戦を体調不良で欠場した関根貴大もチームに戻り、明日のゲームに備える。チームはJリーグ2ndステージ第10節の神戸戦を終えた後は関西方面に残り、現地でトレーニングを実施して8月31日のルヴァンカップ準々決勝第1戦の神戸戦に臨む予定だ。

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