【無料掲載】気温上昇! 新潟戦へ準備万端!【大原レポート】

 

阿部、森脇が別メニュー

白熱のミニゲームを実施

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浦和レッズは明日のJリーグ1stステージ第11節のアルビレックス新潟戦に向けて、大原グラウンドで最終の練習を行った。

今日の天候は晴れ渡る青空だったが、この時期にしては気温が高く、練習開始時の13時半には27度前後まで上昇した。しかし選手たちは疲れた表情も見せず、時折嬌声を上げるような和気あいあいといった雰囲気の中、いつものように鳥かご、ストレッチ、パスワークをこなしてミニゲームを実施した。

ミニゲームでは主力組が3−4−2−1、控え組が4−4−2でプレーしていた。ただ新潟は4−1−4−1を採用すると思われるため、控え組の前線は1トップがズラタンで、トップ下的に石原直樹がポジションを取っていたようにも思える。ミニゲームでは阿部勇樹と森脇良太のふたりが別メニュー調整に努めたが、主力選手が試合前日のミニゲームを回避するのは通例で、おそらく明日のゲームでも阿部と森脇はスタメンでピッチに立つだろう。

また、今週の練習で負傷してリハビリメニューをこなしている高木俊幸は全体練習の終盤にグラウンドへ姿を見せ、ゆっくりではあるが歩行を行った。診断の結果は右膝内側側副靭帯損傷とのことだが、チームからの発表によると長引くケガではなく、早期復帰に向けて調整しているとのことだが、ひとまず明日のゲームは欠場となる。

ミニゲームは短い時間ながら、両チームともに激しい球際での争いを見せる展開となった。その中でも主力組の前線トライアングルが流麗なコンビネーションプレーを披露して好調をアピール。明日のゲームでも前線の3人が織り成す連動とトランジションが勝敗の鍵を握るため、ゲーム中も丹念に感触を確かめてトレーニングに励む姿が見られた。

明日のゲームはJリーグ首位を死守し、来週に迫ったAFCアジア・チャンピオンズリーグ・ラウンド16FCソウル戦へ向けて弾みをつける重要な一戦である。ホーム・埼玉スタジアム2002での浦和の奮闘に期待したい。

Text by 島崎英純

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