2016J1リーグ1stステージ第5節・ヴァンフォーレ甲府戦[ミハイロ・ペトロヴィッチ監督][監督コメント]

○ミハイロ ペトロヴィッチ監督
Q まずは試合の総括をお願いいたします。
今日のような相手との対戦の後は、コメントを出すのは非常に難しい。みなさんもご承知のとおり、甲府はああいう戦い方をするチーム。われわれにとって、決して簡単ではない相手だ。ここ3年ほど、甲府は非常に守備に特化した戦い方で結果を残してきたチーム。われわれが非常に高いボール支配率の中でゲームを進め、前半は何回か決定機を作れていたと思うが、なかなか得点できなかった。相手はクリスティアーノが前線に残って、ボールを奪ってからのカウンターを狙っていたと思うが、そこは阿部と遠藤がしっかりケアをして、相手にカウンターの機会をほぼ与えることなく守れていた。相手がレッドカードによって一人少なくなったことで、より割り切って守備をしてくる状況になった。レッズとしては、フィールドプレーヤーが10対10で戦っているよりも、不利な状況になってしまったと思う。相手が退場して、フィールドプレーヤーが9人になった。10人の状態であれば、ボールを奪った後に、前にボールを蹴り出してクリスティアーノ選手がキープし、何人かがカウンターでサポートに入ってくれば、われわれがボールを奪った後に、相手のスペースを見付け、そこから仕掛けることができる。しかし、相手が退場したことによって、まったく相手が出てこないような状況になってしまった。クリスティアーノ選手が交代してからは、相手はわれわれの攻撃を受けてはね返すだけという、われわれにとっては難しい状況になってしまった。その中でも、選手たちは我慢をしながらボールを動かし、仕掛けどころを探しながら、攻撃を繰り返していたと思っている。その中から2点の素晴らしいゴールが生まれた。

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