【無料記事】バックラインの陣容に注目【2016浦和レッズ・大原レポート】

イリッチは別メニューで練習不参加

浦和はJリーグ1stステージ第3節のアビスパ福岡戦に向けて、大原グラウンドで練習を行った。

今日のトレーニングではブランコ・イリッチが別メニュー調整のため全体練習に不参加。また前日までU-19日本代表の合宿に参加していた伊藤涼太郎はグラウンドに姿を見せたがジョギングのみの調整。そして日本代表の合宿に参加して今日からチームに再合流した西川周作、槙野智章、遠藤航、柏木陽介、武藤雄樹、興梠慎三も練習に加わったが、槙野だけはジョギングのみの別メニュー調整で練習を終えている。

練習開始時間は当初11時からだったが、福岡のスカウティングビデオを見ながらのミーティングが長引き、1115分前後から開始された。チームは通常通り鳥かご、パスワークなどのルーティーンをこなした後、本番を想定したミニゲームを実施した。チームの組み分けは以下の通りだ。

1トップは、最初はズラタンがAチームでプレーしたが、途中でBチームの李と入れ替わった。その他のメンバーは固定で、現状ではAチームのメンバーが福岡戦のスタメン候補となる。ミニゲームでは通常と同じく、最初はプレー制限なし、その後ツータッチ制限、ワンタッチ制限、リターンパスなしなどの縛りを与え、判断力を養う趣旨のトレーニングを行った。また前線トライアングルはチーム全体とは異なるビブスを着て、後方の選手が縦パスを供給する的を絞らせる意図を持たせた。これもキャンプから続く通常通りの方法である。

永田がリベロで起用か?

この日は槙野が別メニューだったため、当然本番の土曜日にはバックラインの陣容に変化が生じる可能性が高い。浦和はJリーグの1stステージ第1節の柏レイソル戦で1失点(1)、第2節のジュビロ磐田戦で2失点(2)しているため、守備の整備が可及的案件となっている。これまでのリーグ戦2戦では槙野をリベロで起用してきたミハイロ・ペトロヴィッチ監督だが、磐田戦の後半から修正したように、今回は昨季の定型システムである槙野の左ストッパー起用も十分考えられる。その際は今日の練習時と同様に、来週のアジア・チャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節・広州恒大戦を累積警告で欠場する永田充のリベロ起用が現実味を帯びる。

チームは明日、福岡戦に向けた前日練習を実施し、ホームの埼玉スタジアムで開催されるゲームに備える予定だ。

 

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