【無料記事】浦研・アウェー渡航記@韓国・浦項編・第2回

■浦和は敗戦してしまいましたが…

AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節の浦項スティーラーズvs浦和レッズは0-1で、浦和は惜しくも敗戦してしまいました。このゲームのレポートについては別項で詳細に記述しておりますので、そちらを御覧ください。

浦和が浦項に敗戦したのに、当地での楽しいアウェー渡航記を書いている場合かとお叱りも受けそうですが、とりあえず企画として発表しなければならないためご容赦ください。次回はきっちり勝利して気持ち良く渡航記を書きたいなぁ。

■浦項の市場

浦項は韓国鉄鋼会社王手の『ポスコ』が市の産業を支える都市ですが、韓国最東部の地で海岸に面していることから海産物の産地としても有名です。韓国国内から 海産物を求めて浦項に訪れる方も数多いらしく、市内には非常に大きな海産市場があります。そこでさっそく、浦項の市場に行ってきました!

浦項の名物はサンマの干物『クァメギ』だそうです。浦項最大の市場である竹島市場(ジュクト・シジャン)には、そのサンマの干物をぶら下げたお店がたくさん ありました。韓国の方も干物は大好きなようで、焼き魚にしたり、燻製にしたりして食すそうです。うーん、これだけの干物が並ぶ光景は壮観ですねぇ。

そして、浦項はカニの産地としても有名だそうです。日本でも日本海地域にはカニの名産地が多いですよね。浦項の海も日本海側に接していますから当然カニが穫 れるらしく、これ、見てください! 浴槽に浮かぶカニ。カニ、カニ! 様々な種類があるらしく、見ていたらヨダレが出てきました。食べたい!

また、この市場は海産物だけでなく野菜、唐辛子や胡麻などの食材、そして服飾品などのお店も軒を連ねており、地元の方々の大切な生活の場となっています。

■カニに舌鼓!

さて、それでは、さっそく市場に行ったのですから、今日の夕食は当然海産物を食しましょう!

宿泊地の海岸線に、地元の方々が多く訪れているようなお店がありました。お店の構えはビニールシートを張った掘っ立て小屋のようですが、外から眺めただけで、美味しい料理屋さんであることが一目瞭然でした。しかし、メニューを見てもすべてハングルなので全然分からない……。同行者の方と困った表情を浮かべていたら、テキパキとしたお店のお姉さんが「ちょっとこっちにおいでよ!」と言って実物を見せてくださいました。

ドー ン! カニ! カニです! これを食べたかったんです、お姉さん。ありがとうございます! この後、お姉さんが「どう料理して食べる? 鍋?」なんて感じで聞いてくださったと思うのですが、やっぱり理解できず。そこですかさずお姉さんが、「ああ、いい。私に任せて!」とばかりに大きなカニを調理場へ持って行って、丸ごと蒸してきてくれました! 美味しい! 身がたっぷり、カニ味噌濃厚! 一緒に来た皆で感動の嵐!

また、お姉さんがお薦めのホタテも焼いてくださいましたが、これがまた美味しい。こちらではホタテの上にチーズを乗せて食べるのが定番らしいのですが、この食べ方が美味しい! 今度 日本でもやってみよう。でも、これは新鮮な食材だからこその美味さなのかな? なんて考えつつ、いや、何にも考えてないか。もう、美味しくて、美味しくて、思わず帰り際にお姉さんと握手してしまいました。

ここのお店、とてもフランクで穏やかで、大らかなお店でして、お姉さんがひとりでフロアを仕切っているので忙しいので、ビール好きの私は店の冷蔵庫から勝手に持ってくるというセルフスタイルを許して頂きました。テーブルの上に飲んだビール瓶を並べておけば本数も確認できますし、お姉さんの手助けもできますも んね〜。

いやはや、幸せな時間でした。浦項の海鮮、やはり絶品です。

また、初日に伺った焼肉屋さんにも再訪しました。今回もオーナーさんが大変優しく、サムギョプサルだけでなく牛肉も頂いたりなんかして、またまたいっぱい食してしまいました。帰り際にオーナーさんと記念写真をパチリ。

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また是非伺いたいのですが、結局店の名前はハングルで分からず。お店の外観写真を載せておきますので、誰かハングルが読める方、お店の名前を教えてください(笑)。

いやはや、またしても食レポと化してしまいました、アウェー渡航記。次に浦項に来られるのはいつになるのでしょう。名残惜しい気持ちを抱えながら、そして試合での悔しさを噛み締めながら、今回はこの辺で筆を置きたいと思います。

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