【特別無料記事 2015天皇杯準決勝 浦和レッズ vs 柏レイソル】李忠成選手のコメント(2015/12/29)

○李 忠成
(ベンチスタートは)ミシャから決勝に向けてコンディションを整えるためにというのは聞いていた。延長戦に入って、慎三と一緒に入って、どっちか決めるでしょうと話していたけど、自分が決められてよかった。

Q延長から行くというのは言われていた?
そうですね。同点で(出番が)来てうれしかった。

Q相手は5バックで守っていたが、崩しのイメージは?
ズラのヘディングとかチャンスはあったけど、最後のフィニッシュの部分で決められていなかったので、そこで自分が丁寧に仕事をすれば入ると思っていたし、そのとおりになった。本当によかったし、いくら相手が引いていても、あそこまで攻められることは分かっていたし、カウンターだけ気をつけていた。

Qゴール後にサポーターのところに走っていったが?
これで(勝利を)決めたいという思いはあった。得点は水モノなので、いくら努力していても、いくら技術が高くても、取れない時は取れないけど、今は自分に風が向いている。この良い風にしっかりと乗れていると思うし、決勝でも自分が点に絡むこと、ゴールを取ることを意識してやりたい。

Q町田戦の前から有言実行できているが?
有言実行というのはあまり好きじゃないけど、それくらい自信はあるし、いまは強い気持ちを持てるので。浦和レッズのサポーターの愛し方、見方というのが自分の中ですごく変わった部分が町田戦の前くらいからあって、その心境の変化でここまで来られていると思うし、ここまで自分もパフォーマンスが変わるとは思っていなかったけど、そこに尽きると思う。

Qゴール裏に行った気分は?
今までいたサンフレッチェ、柏、サウサンプトン、FC東京のサポーターのところに行った時と同じような感じで、サポーターの優しさにすごく包まれた感じがあった。本当に溶けこめた。

Qゴールは梅崎選手のアシストからだったが、どういうイメージだった?
相手にくっつき過ぎたら絶対に点は取れないと思ったので、すごく良い距離感を持ちながら自分のスペースを確保することをずっと意識していた。その結果、相手が触るか触らないかくらいのところで自分のスペースにボールが落ちてきたので、良かったと思う。あそこで変に動き過ぎたら、くっつきすぎていたら取れるものも取れなくなる。あれは自分なりに評価できるゴールだと思う。あそこにいるということで。

QACLもストレートインが決まったが?
ACLが決まったことが一番大事。決まるか決まらないかでチームのスケジュールも全然変わると思うし、出られる出られないでも変わってくる。今年のACLで広州恒大が優勝して、クラブワールドカップに行くのを見て、やっぱりあの舞台に立ちたいと思ったし、自分たちでどこまでやれるか、ミシャのサッカーは独特なので世界で戦った時は相手がびっくりすると思うし、今年はそういうことを妄想しながら見ていたし、来年はその切符を取りたいのでACLが決まったことは本当にうれしい。

Q次は決勝だが?
広島もG大阪もどっちも力のあるチームだし、じゃんけんみたいなものだと思うので。でも、サイコロの目は1か6か、それは自分の努力次第で6の面が増えると思うので、しっかり準備していきたい。

Q古巣の柏と古巣の味スタで戦ったが?
自分の性分的に、なんか力が出ちゃう(笑)。勝ち負けじゃなくて、チームを良いにしろ悪いにしろ出ていったので、成長した姿を見せたいという気持ち、負けたくないという気持ちが強い。

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