【福田正博FUKUDA’S EYE】2015Jリーグ2ndステージ序盤戦レビュー(2015/7/23)
2ndステージは苦戦のスタート
2ndステージに入ってからの浦和レッズは苦戦する内容が続いていた。
第1節の松本山雅戦では相手のパワープレーに苦しんだ。松本の反町康治監督はリーグの中断期間を利用して浦和を徹底的に研究したはずだ。前半は1点でしのぎ、後半にオビナを投入して攻勢を仕掛けるのは事前プランだったに違いない。松本のパワープレーを浴びた浦和はバタバタしてしまい、ポスト直撃のシュートを浴びるなど、窮地に陥った。結局2ー1で浦和が勝利したものの、試合内容は浦和にとって満足できるものではなかった。
続く第2節のモンテディオ山形戦は、今季の浦和のゲームの中で最も内容が悪かった。山形戦は松本戦に続きアウェー連戦だったこともあり、心身ともに戦う準備が整えられていないように見えた。自分も現役時代に経験したが、アウェーゲームが続くと身体面の負担に加えて、精神面でも集中力を保てなくなる。どんな試合でも全力を尽くすのは当然だが、ホームから遠ざかり、遠方でのゲームとなると、何故か試合に注力できない精神状態になってしまう。
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