【福田正博FUKUDA’S EYE】2015Jリーグ1stステージ第8節・甲府戦レビュー(2015/5/2)

チーム構築を進めて態勢を整えつつある

浦和レッズはヴァンフォーレ甲府に対して慌てることなく落ち着いてプレーして、確実に勝利を得た。数少ないながらもピンチがものの、それを防いで大半の時間帯で相手に隙を与えなかった。

ここ何試合かの浦和は攻守の切り替えが早く、良い形のプレーレベルを保てている。球際の競り合いも激しく、高い意識で試合に臨めているのではないか。また対戦相手も浦和をリスペクトするような形で構えて来るために、浦和としては慎重に相手の出方をうかがってプレーできているように見える。スムーズにボールが運べ、常に相手を自陣に押し込んだ状態でプレーできているのは、そのような理由からだと思う。また、相手は浦和を受け止めるような状況に持ち込みながらも効果的なカウンターを繰り出せていない。これは浦和が攻撃だけでなく守備面でも高い集中力を保てているからだ。

(残り 2257文字/全文: 2631文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »