【FUKUDA’S EYE】2012J1第33節・サガン鳥栖戦 レビュー(2012/11/28)

思ったようにプレーできなかった鳥栖戦

鳥栖戦は、戦前に予想していたような内容で敗戦を喫してしまった。ボックス内で豊田の動きを掴まえきることができず、鳥栖のゲームプラン通りに試合が動いた印象だ。鳥栖のシンプルな攻撃に対し、最初の競り合いやセカンドボールへの対応も含めて、浦和は思ったようにプレーできなかったと思う。心配していた部分を、きっちり突かれてしまった。

1失点目も2失点目も、セットプレーの流れから失点を喫している。3失点目に関しては、負けている中で前掛かりになり、そこで生まれたミスからカウンターを受けて失点した。前半の終了間際に先制点を取られ、後半良い形で追いついたものの、そこから突き放されるまでの時間が早かった。同点の時間がもう少し長ければ、落ち着いて試合を動かしながらチャンスを作ることもできたと思うが、リードを許す時間帯が長すぎた。こうなると鳥栖はよりしっかりと守りを固めてくるし、浦和のミスを突いてカウンター、という流れができてしまう。

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