【FUKUDA’S EYE】2012J1第27節・柏レイソル戦 レビュー(2012/10/3)

前後半で守り方が変化した柏

柏戦は、試合内容を見る限り引き分けが妥当なものだと感じていたので、最後に良く勝ったなという印象だ。試合前に考えていたことは、柏が後半のような守り方を立ち上がりからしてくるのではないか、ということだ。具体的には、浦和が前線に配置する5人に対してある程度しっかりマーキングを定めて、タイトに守備をしてくるのではないかと考えていた。しかし柏はそこまで徹底した守り方をせず、浦和の攻撃を掴みきれなかったと言えるだろう。

後半に入ると、田中順也を下げて澤を投入し、工藤との2トップを縦関係にして浦和の中盤をしっかりと抑えるようになってきた。もしかすると、レアンドロ・ドミンゲスが負傷交代したことも要因となっているかもしれない。後半のような守り方をすれば、浦和に中盤のスペースを上手く使われることはないだろうが、逆にレアンドロが出場していると、そこまで守備のタスクを徹底させることも難しくなる。

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