【島崎英純】2012Jリーグ第29節・仙台戦レビュー(2012/10/21)

早過ぎた失点

試合開始2分の失点は早過ぎた。浦和から見て左サイドをウィルソンにえぐられ、ファーサイドへ送られたクロスを赤嶺真吾がヘディングシュートしたセオリー通りの組み立てから浦和レッズの守備は崩壊した。

2トップのFWがサイドに流れてプレーすると浦和の守備組織は混乱を来たす。本来ならば相手FWにはセンターバックが常に監視すべきだが、浦和式3-4-2-1ではゾーンディフェンスを敷いているためにべた付きでマークをしない。失点シーンではウェルソンが左サイドへ流れているのだから左ストッパーの槙野智章がケアしなければならなかったが縦への突破を許した。

(残り 4792文字/全文: 5064文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »