【FUKUDA’S EYE】2012J1第13節・FC東京戦 レビュー(2012/5/31)

カウンターに入る際のミスを減らしたい

試合の内容は、両チームにともに自分たちの良さが出た好ゲームだったといえるだろう。結果については、引き分けが妥当ものだと思う。前半に関しては、お互いにコンビネーションから作り出した決定機が1度ずつ、カウンターからの決定機が1度ずつと、両チームともに2回の決定機を作り出した。後半はホームゲームということもあり、FC東京のほうが前掛かりに来ていたし、ペースとしてもFC東京のものになっていた。後半の浦和はほとんどチャンスを作ることができず、ゴールシーンと終了間際にあった原口のヘディングシュートくらいのものだ。後半に関しては、FC東京が若干押し込んだ展開だったと言えるだろう。

試合を見ていて感じられたことは、両チームともに戦い方がはっきりしている中で、浦和がこれから先、より上を目指していくためには、カウンターに入ろうとしたタイミングでのプレーにミスが多く、その部分の質を高めていかなければならないというところだ。特に後半は、サイドを変えるボールや長めのパスの精度が低く、チャンスを作り出せそうな流れのはじめのところで、ミスとなってしまう場面が目に付いた。勿体ないと感じられたし、もう少し良い形でカウンターを仕掛けられる回数は増やせたと思う。

(残り 2899文字/全文: 3436文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »