布部陽功監督
今季、アウェイでの初勝利を目指したが、なかなか難しい試合だった。失点をするまでは、自分たちがやろうとしていた守備ができていた。（失点シーンは）マークを付けずにやられてしまった。2失点目も課題であるが、セットプレーからの反応だとかが、まだまだ足りない部分があった。ハーフタイムは（前半の）攻撃が良くなかったので、ボールを保持してやっていこうと伝えた。後半はトライしてくれたが、もっともっとチャンスを作れるようにしていかないと、ゴールはまだまだ遠いと感じた。

（前半の守備の意図と後半のメンバー変更の狙いは？）（前半は）ある程度、相手の3バックに持たせても大丈夫とは伝えていた。サイドでポイントを作らせないような守備をしようと。ボールを奪った後は、カウンターもしくは保持をして流れを作っていきたいと考えていた。

後半はまず0-2で負けていたので、点を取りに行かないといけないので前から（プレスに）行った。あとは（田中マルクス）闘莉王を上げた理由は前半、ちょっと中盤でミスが多かった。マイボールをもっと大事にしてパスをつないでいきたかったが、難しかった。その理由で闘莉王を（ボランチに）上げた。闘莉王も落ち着いてプレーしてくれて、交代で入った選手もよくやってくれた。

MF 11 湯澤洋介
（前半は）チームとして落とし込まれたことは忠実にやれていて、選手も理解できていた。こぼれ球のアクシデントから失点をしてリズムが崩れた感じがする。勝ちたい気持ちがこちらより相手が上回っていた。（2失点目は）向こうのいいところに、こぼれてしまい、もっと集中してセカンドボールに行けていれば、あのゴールはなかったと反省している。ただ、守備の部分はできていたが、攻撃に移ってからのボールロストが多かったので課題だ。

（後半は）0-2になって吹っ切れたものがあったし、リスクを冒さないと点を取れないと思っていた、次の1点が大事になると思っていたので、そこは意思統一して前から（プレスに）行った。そうできなかった（得点を奪えなかった）のは自分たちの甘さ。守備は結構、できてきている部分は多いので、（あとは）ボールを取った後の質。奪われないとか、失わないとか、そういうところを突き詰めていかなければならない。