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【試合コメント】J2第34節 長崎2●1千葉 フアンエスナイデル監督「前半と後半で違う内容だった」(取材:EL GOLAZO)

高木琢也監督
最後の10分くらいは、かなり両チームともエキサイトなゲームだったと思います。僕自身も点を取りたくて何度か選手も入れていったんですけども、なかなか(うまく行かなかった)。話を戻すと、前半の入り、または前半のゲームは非常に良かったなという印象があります。そこへの要因としてはもちろん、ディフェンスで相手のセンターバック(CB)に対してアプローチができていたところが少し、後半は下がってしまった。そういう傾向が出てきて後半は押し込まれた。それはなかなか修正できなかった。

もちろん分かってはいましたけど、全体的に深くなり過ぎたというディフェンスラインの修正ができずにそのまま、後半は進んでいった。残りの10分くらいは、とにかくお互い、点を取るためにゴール前でアグレッシブなプレーをしていった。その中で最後の最後に点が生まれました。

ただ、今日のゲームをもっと振り返るとアウェイのゲームでは0-5という大敗をした中でとにかく、そのゲームだけは僕自身もなかなか忘れることはできなかったし、もちろん、選手たちもその気持ちはあったと思います。そういうところから、あれ(アウェイの千葉戦)が確か第13節だったと思いますが、そこから第33節まで、今日は第34節ですけど、我々がやってきたことを今の千葉に対してリベンジという言葉ではなくて再挑戦という言葉を使って選手たちには今日、ゲームをしてもらいました。

聞くところによるとリベンジっていうのは復讐とか報復とかっていう言葉ということなので、ニュアンスとしてちょっと違うんじゃないかと僕は思ったので再挑戦、我々がもう一度、千葉にその期間でやってきたことをトライする。トライアゲインという言葉を使って今日は臨みました。内容はもう少し良ければ良かったんですけど、あの時の借りというか勝利っていうものをもう一度奪い取ることができたので、今日は選手たちがよく頑張ってくれた。そういうゲームだったと思います。

DF 2 田代真一
(試合を振り返って)後半は間延びしたっていう印象もあるし、相手が前から来たのでそこでバタバタする場面は多かった。1点取られてしまった後の10分くらいは、踏ん張る時間が続きましたけど、そこで耐えることができたのが最後のシーンにつながったかなと思います。一戦一戦、ここからは我慢強く地に足を着け、やっていくことが大事だなと思います。

(この勝利の価値は?)個人的には後半戦に入ってCBでゲームに出ることがなかったので自分の課題と向き合って、精神的にも気持ちを入れて臨んだゲームでもあった。勝てたっていうのは、すごくうれしいし、ほっとはしています。チームとしては試合前まで4連勝中で勝負強さが少しずつ身に付いてきていたし、複数得点を取れるようになっているのでポジティブなこと。失点があるのは後ろの選手として考えないといけない。結果が出るだけじゃダメだと思って、もっと意識を高く持って残り8試合、戦っていきたい。

DF 13 乾大知
(田上)大地が良いボールを上げてくれたので気持ちで飛び込んでゴールすることができました。今日の勝利はJ1に昇格するために必要な勝利でした。次につながる勝利を挙げることができて、うれしいです。

MF 19 澤田崇
(得点の場面は)ボールが来たので合わせるっていう感じでした。触るっていうイメージです。(ヒールで撃ったのは)反射的に、ですね。反射的に触っただけっていう感じです。ゴールは狙っている形じゃなかったですけど点を取りたいと思っていたので取ることができて良かったです。個で持っていって決めるっていうのが気持ちいいんですけど、得点することができて気持ちとしては、ほっとしたような感じです

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