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【試合コメント】J2第11節 讃岐1△1千葉 山本真希「ミートすることだけを考えた」ほか(取材:EL GOLAZO)

北野誠監督
中3日の準備期間が少ない中、選手、スタッフがよくやってくれた。どこかでシフトチェンジして攻撃に行きたかったが、そこができなかった。そこはまだまだ僕の力不足だったのかなと思う。選手たちは気持ちを見せてやってくれた。中3日で京都(サンガF.C.)戦なので、またしっかり戦っていきたい。

(岡村和哉が復帰。守備でも粘り強さがあったが?)千葉のサイド攻撃はすごく、リーグの中でもトップクラスだと思う。それに対してうちはセンターバック2枚を出場停止で欠いている。そこで中を締めるということで(最終ラインを)3枚にして、その3枚の真ん中(岡村)をユーティリティーにして、中島(大貴)、武田(有祐)をサイドに伸ばし、そこを岡村がカバー、修正した。そこは昨日のトレーニングでやっていたし、それを選手たちが実行してくれた。前十字靭帯を両方手術しての復帰戦だったが、最後に(相手のシュートを)かき出したところは素晴らしかった。

FW 13 木島徹也
前線には自分1枚しかいないので、何とかそこで起点を作れたらと思ってプレーした。そこはもうやるしかないと思っていた。やることが明確だったし、スペースもあった。それは自分の得意分野だったので、そういう意味では生き生きとプレーできたのかもしれない。

(PK奪取の場面は)そのままシュートにも行けたといえば行けたけど、角度もなかったし、PKだったら決められる自信もあった。PKで相手GKは僕が思っているより早く動いてくれた。そこは落ち着いて見られたし、逆に蹴れば良いと思って決めた。(今季の自身のゴールは)2点ともPKだけど、プレー内容としては今日は悪くない。それをこれからも維持していければと思う。

DF 22 武田有祐
攻撃にも出たかったけど、そこは割り切って最低限のポイントを取ろうというのを途中から意識統一してやっていた。そこは良かったと思う。(前半はカウンターからチャンスもあったが、後半は疲れが出た?)疲れもあったけど、前半の良い場面だけが残って前だけで奪いに行くと(危ないと思った)。

前節(松本山雅FC戦/0●4)もそこではがされていたし、それが監督も一番怖いというのがあった。だからそこは割り切るということも必要だった。僕と岡君(岡村和哉)と(中島)大貴とでずっと声出して絶対にやらさないでおこうと声を掛け合っていた。先制はされたけど、勝点1という結果が出たことは良かったのかなと思う。(岡村が復帰してバランスを取ったが)良い声を掛けられるし、締めることもできる選手。そこはすごく頼りがいがあった。

DF 25 岡村和哉
(復帰戦となったが)緊張したけど、周りも雰囲気を作ってくれたので、すんなり入れた。でも結果が付いてこなかったことは残念。僕は長い期間休んで迷惑を掛けてしまっていたので、試合に出れば全力で毎日取り組んできたことをやろうと思っていた。

(声を掛け合って足並みをそろえていたと思うが)いま僕が出るというところで何が求められているかといえば、やはりそういうところだと思う。もちろん勝ち負けは大事だけど、まずはチームがひとつになる。そういう意味を込めていたし、監督もミーティングで「それぞれの選手に役割がある。それを全うすればひとつになれる」と言っていた。守備もそうだけど、いままでカマタマーレとして培ってきたものは僕の中で根強く残っているし、それが基本になっている。そういう部分を今日の試合では意識してやった。

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