【レビュー】J2第9節 横浜FC4●0千葉「パニックにならないこと」
2017明治安田生命J2リーグ第9節
横浜FC 4-0 ジェフユナイテッド千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0422/result/
●ハイリスク・ローリターン
前半のボールポゼッションは約70パーセント、決定的なチャンスは少なかったものの、まさかこれで負けるとは、という流れでした。しかも0-4とは。
失点自体はハイラインの弱点を直接突かれたものではありません。ハイリスクの部分をやられたというよりも、立て続けの凄いシュート3発でノックアウトされた感じです。なので、より問題視されるのはローリターンの方だと思います。特に後半はほとんどチャンスらしいチャンスも作れませんでした。
横浜FCはトップにイバを起用しているせいかハイプレスは仕掛けてきません。しっかり引いて粘り強く守ります。その点でビルドアップに関しては楽でしたが、やはり引いている相手をどう攻略するかという課題があらためて浮き彫りになりましたね。
「決定率の違い。前半にチャンスはたくさんあったがシュートが枠を捉えられなかった。改善はトレーニングしかない」(フアンエスナイデル監督)
監督はシュートにフォーカスしていますが、これは少し違うかなと思います。前半にチャンスがあったのは事実ですが、そんなに多かったとも思いません。シュート練習は大事です。ただ、後半に関してはシュート以前の話でしょう。
●支配していた前半
45分間は完全に千葉のゲームでした。25分にFKからロングシュートを狙われ、GK佐藤優也が辛うじて手に当てて逃れたのが唯一のピンチ。あとは千葉の攻勢が続きました。このいい流れのうちに得点を取れなかったのが後で思えば痛かった。
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