犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO

【インタビュー】VOL.12「竹内彬~いくつかの予測を頭に入れておけば反応は速くなる」(2013/11/1)(2,110文字)

takeuchi

 小柄な選手の多いチームの中で、竹内選手は威圧感があります。特別に体が大きいわけではないのですが、醸し出す雰囲気に「殺気」みたいなものがあるんですね。

 かつてイビチャ・オシム監督は「なんでウチは小さい選手ばかりなんだ。大きな選手の迫力というものも必要だ」と、祖母井GM(当時)にのし掛かるような仕草をしたそうです。とくにセンターバックはサイズやパワーが必要とされるポジションです。ただ、竹内選手は「自分の身体能力では駆け引きをしないと守れない」と言います。今回はその駆け引きの話を中心に。


――FWだったのはいつごろまでですか?
竹内「FWではないですが、守備の選手ではなかったですね。高校2年生の冬ぐらいから後ろのほうへコンバートされました。まあ、よくあるパターンです(笑)」

――守備がうまかったから?
竹内「直接の理由は『シュートが入らない』から後ろをやれと。それからはDFですね。最初はボールを奪う楽しさを感じるまでに時間がかかりました」

――アタッカーの経験が守備で役立っているところはありますか?

(残り 2579文字/全文: 3026文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ