【プレイヤーズファイル】FW18赤﨑秀平/「引退試合を見させてもらって、モチベーションの上がらない選手はいない」(2015.07.09)
鹿島アントラーズは哲学を持つクラブだ。それは揺るぎない信念。クラブや選手、そしてサポーターに、試合結果だけでなくその姿勢も問うてくる。とはいえ、その染まり方は十人十色。鹿島の言葉、ジーコの言葉に感化され、それを自らのものとして操るようになる選手もいれば、言葉を発しなくともその魂を身体で表現する選手もいる。ただ、そのどちらも満たす小笠原満男が、クラブを象徴する選手と見なされるのは当然のことだろう。
ENCOREのあとも、小笠原は言葉を尽くしてかつての仲間たちが遺したものを受け継いでいかなければならないと訴えかけた。引退試合は、ただの顔見世興行ととらえることもできる。しかし、哲学を有するクラブである以上、ENCOREを見た選手の心に何かが宿って欲しいという気持ちは、盟友を見送る立場となったキャプテンだけのものではないはずだ。
ところが、”柳沢二世”として活躍が期待されるストライカーから返ってきた言葉は、そんな期待を軽々と越えていくものだった。
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