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福島ユナイテッドFC #寺田周平 新監督就任会見(後編)~福島の地にパワーを与えるのが使命【ニュース】

福島ユナイテッドFCは1月11日、2024シーズンを始動させ、午前中初練習を十六沼公園天然芝グラウンドで行った。午後、福島市内で寺田周平監督就任会見が行われた。会見には寺田監督と共に、関塚隆テクニカルダイレクターが登壇した。後編の今回は寺田監督、関塚TDへの質疑応答をお送りする。

質疑応答

――(寺田監督へ)私の志向するサッカースタイルというお話をされていましたが、もう少し具体的にお話しいただけますか。

寺田 あまり深く話せないんですけど、ずっと申し上げていますけど、まずはハードワークをベースにして、当然フロンターレで指導者でやってきた中で培ってきた技術をベースにしたところ、選手全員がボールを触りたがって、ボールを欲しがって、ボールを握ることで主導権を握るサッカー。あとはやはりサッカーの醍醐味はゴールだと思っているので、ゴールを目指すところ、多くチャンスをつくりだすところ、そこに対してトライしていくところ、そこは徹底してやっていきたい。そういうところが私の志向するスタイルです。

――(寺田監督へ)直近まで川崎フロンターレ鬼木達監督を支えるヘッドコーチをされていましたが、鬼木監督から学んだことや、感じたことはありますか。

寺田 一番はみなさんご存じの通り、素晴らしい結果、タイトルを獲得してきた監督ですので、横にいて一番感じたのは本当に細かいところ、勝つために何が必要かというところを、試合の直前ギリギリまで考えられる監督でしたし、勝利からの逆算というところは、横で間近で見て感じました。そこは私自身もここのチームに来た意味というのは、チームを勝利に導くことだと思っていますので、勝利からの逆算というところは多くのことを鬼木監督から学ぶことができました。

――(寺田監督へ)J2昇格という目標を達成するためにどんなことが必要でしょうか。

寺田 得点を取ること。点を取ることで勝利に近づくのは当然ですし、それが私の志向するスタイルとも一致するので、守っていても勝てないですし、引き分けじゃなくて勝ちたい。全試合勝ちたいので、ゴールを目指すのが昇格への近道だと思っています。

――(寺田監督へ)その上でチームとしてどんなことに取り組んでいきたいですか。

寺田 基本的には技術。今も技術の高い選手はいると思っているのですけど、それ以上にさらに技術を磨いて、これは選手にも伝えたんですけど、「今持っているところより、さらに挑戦してチャレンジして技術を上げていこう」と話をしました。

その技術を生かしてあとはイメージの共有ですね。トレーニングの中で繰り返しやったりすることで、ゴールへ向かうところのイメージを共有して、より多くのゴールを生み出したい、そんなイメージでトレーニングをやっていきたいと思います。

――(寺田監督へ)客観的に昨シーズンを見られて戦術的技術的に課題はどんな部分だとお考えですか。

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