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福島ユナイテッドFC #寺田周平 新監督就任会見(前編)~ #関塚隆 TDが就任の経緯を、寺田監督が今季への意欲を語る【ニュース】

福島ユナイテッドFCは1月11日、2024シーズンを始動させ、午前中初練習を十六沼公園天然芝グラウンドで行った。午後、福島市内で寺田周平監督就任会見が行われた。会見には寺田監督と共に、関塚隆テクニカルダイレクターが登壇し、冒頭、寺田監督就任の経緯を説明した。前編では関塚TDの経緯説明と、寺田監督の挨拶、代表質問への回答をお送りする。

関塚隆テクニカルダイレクターによる寺田監督就任経緯説明

関塚隆テクニカルダイレクター

みなさん、こんにちは。お忙しいところお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

冒頭に1月の元日に能登半島における本当に大きな震災が起こりました。それに対してお亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された方々、本当に今、不自由な生活をされていると思います。その方々に対してもお見舞い申し上げます。

というのは、今日このわれわれ福島ユナイテッドは今シーズンに向けてスタートしたわけですけれども、鈴木(勇人)社長より最初にわれわれに言葉をいただいたのは、「13年前この福島における震災、そこからわれわれは新たなスタートを切り、福島県民のみなさんと共に歩んできたこの13年であった」と。また、十六沼でのミーティングでは「ここが被災地になっていたんだよ」という非常に身の引き締まるお言葉をいただいて、寺田監督を迎えた2024年のシーズンをスタートすることになりました。

われわれも13年経ちましたが、今年また新たに歴史のページを積み重ねるために、今年しっかりと目標に向かって一体感を持って進んでいきたいと思います。

続いて寺田新監督を向ける経緯を私の方から少し説明をさせていただきます。今回寺田監督招聘に向けて3つのポイントを考えていました。

1つは地域に根ざしたクラブづくり、これを経験された指導者という点、それから2点目は個人としてもクラブとしても成長しながら基盤づくり、(基盤を)大きくしていってそしてJ2昇格に向けていける指導者。3つめは勝負にこだわる、勝利のメンタリティを持った指導者。こういう点を総合的に勘案した結果、寺田監督に声をかけて、彼に快諾を得て今日に至りました。

本当にこれから彼にしっかりとこのチームを、もう一つチームとしての基準を高めて、基盤を作ってもらって、より大きなクラブとして成長しながら次のステージに向かっていきたいと思っております。

また、サポーター、ファン、そしてスポンサーのみなさま、本当に日頃よりご支援ご協力をいただいております。この2024年シーズンもみなさんと共に一体感を持って目標に向かっていきたいと思っております。メディアのみなさまもぜひ今年1年温かくわれわれ福島ユナイテッドを応援、そしてご支援いただいたら幸いだと思っておりますので、1年間よろしくお願いいたします。

寺田周平監督挨拶

寺田周平監督

みなさんこんにちは。今シーズン監督を務めます寺田周平です。ちょっと予想より人が多くて緊張しています。

冒頭で関塚さんもおっしゃられましたけど、私の方からも、今回元日に起こった能登半島の地震で亡くなられた方にご冥福を申し上げるとともに、被災された方にお見舞い申し上げます。

今回就任するに当たって、福島の目指すサッカースタイルと私の志向するサッカースタイル、もっと大事なところで私の志向するサッカースタイルとこの福島にいる選手、私の志向するスタイルで福島の選手が本当にのびのびサッカーできる、そんなイメージがすごく湧きました。初めての監督としてのチャレンジなんですけど、そういう意味でスタートとしては最高のチームだな、と思って、今から本当にワクワクしていますし、楽しみでしかないです。

今日選手たちにもミーティングで話をしたのですが、「われわれが何のためにサッカーをやるのか」という話をしました。一番大事なのは「福島のみなさまに活力を与えよう」という話をしました。サッカーにはそういう力があると思っていますし、そういう意味ではこのチームが存在する意味があると思っています。そのためにも僕の志向するスタイルは当然技術にこだわったところがあるのですが、やっぱりベースとなるところはハードワークして最後までひたむきに戦う姿。こういう姿をピッチで見せることで、いろんな方に勇気だったりパワーだったり、活力を与えるというのはサッカーをやってきて、それを信じています。そういった姿を見せられるように日々のトレーニングからしっかりと選手とともに頑張っていきたいと思っています。

また、それと共にやっぱりサッカーはエンターテインメントなので、やっている選手もプレーしていて楽しいと思えるサッカー、そして見てくれるサポーター、福島の人々、日本の人々が福島のサッカーを見たいと思うような楽しいサッカーをぜひみなさんにお見せできるように、トレーニングの方もやっていきたいと思っています。

最後まで、シーズン、12月までは長いですけれど、最終的にJ2昇格という目標をしっかりと達成して、福島にかかわるすべてのみなさまと喜びを分かち合って笑顔で今シーズン終えられるように、今日スタートしましたけど、精一杯頑張っていきたいと思っています。

代表者質問

――(寺田監督へ)トレーニングを監督として初めて行っての感想は。

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