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後半狙い通りの攻めでPK獲得しドロー。残り3試合、このチームはまだ成長できる【第35節松本戦レビュー】

2023明治安田生命J3リーグ第35節

福島ユナイテッドFC1-1(前半0-1/後半1-0)松本山雅FC
得点者
(福島)
80分樋口寛規(PK)
(松本)
44分渡邉千真

福島ユナイテッドFCは11月12日、明治安田生命J3リーグ第35節松本山雅FC戦に臨んだ。

前半は決定機もあったが決めきれず、徐々に強度と技術で優る松本に押し込まれる展開となる。それでも粘り強い守備対応ができていたが、44分左サイドを松本の右サイドバックDF藤谷壮に破られ、クロスを入れられる。苦しい体勢ながらもFW滝裕太が逆サイドへパスし、逆サイドで待っていたFW渡邉千真にシュートを決められ0-1で前半を折り返した。

後半、福島は攻撃の圧を高め、MF上畑佑平士のシュートや、DF田中康介のクロス性のシュートがポストを叩くなど惜しい場面を再三つくり出す。そして79分田中のアーリークロスをゴール前フリーで受けたMF吉永大志が、ペナルティエリア内でMF村越凱光に倒されPKを獲得。80分FW樋口寛規が落ち着いてPKをゴール左に決めて同点に追いついた。

その後も決定機はつくったが、あと一歩でゴールを奪えず1-1の引き分けで終了した。

この1週間取り組んできた攻撃の改善は実り、PKにつながった場面もその狙い通りの形だった。何とか勝ちたいとチーム一丸となって取り組んだ結果、ようやく上位相手に勝点1を取ることができた。試合終盤までゴールに向かう姿勢を見せ続けたことも評価したい。この姿勢を継続し、次節のホーム戦こそ勝利をつかみたい。

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1.狙い通りの攻撃だったPK獲得の場面
2.チャレンジしての失敗は今後の糧になる

(残り 2228文字/全文: 2918文字)

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