【サッカー人気2位】関根貴大「チームとしてそれぞれ自信をつけてきているんじゃな…

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【2023 MOM of the year選考会議/vol.1(全6回)】2023のあれこれを振り返ってみた

■試行錯誤のシーズン序盤

 今年1年間を振り返りますか、ざっくりと。

 8連敗したなあとか、開幕2連勝したなあとか、監督代わったなあとか、いろんなことがありすぎて(笑)。

 本当にいろんなことがありすぎた。ピーターさんの時代がかなり遠くにある。よくも悪くも濃かったというのは確かに感じますね。5連勝も3回して、ダービーで仙台に勝って盛り上がって、とかあるじゃないですか。

 勝ち始めるまでにいろんな試行錯誤がありました。

 ナベさんになってからね。

 4バックは4バックなんですけど、攻撃では右サイドバックを高い位置に上げて“右肩上がり”を試してみたり、左サイドでもそれをやったり、スタイルが定まるまではいろんなことを試しながらでした。

 ピーターさんのときは最初から両サイドバックをがっつりインサイド取らせるなり、上げるなり、ある程度形があったと思うんですけど、そこじゃなくて、右なら右、片方だけ。上がれなかったらちゃんと締めてほしいよ、みたいな。バランスを探りながら、いろんな形で上げていった。そんな印象はありますね。攻撃的に選手を押し上げるんだけど、バランスは意識してたかなと感じますね。

 最初からできたわけではないんでしょうけど、「こういうときはここのスペースを狙いたい」という共通認識があったので、誰かが動いても誰かがそこを埋められる、組織の機能の仕方を理解してて埋められるところは、試合をやるごとによくなっていったのかなと思います。

 逆に言うと、今年のピーターさんのときは、そういった組織が構築される前に崩れちゃった印象ですね。バランスが悪いままカウンターを止められずに、という印象だったので。

 守備のところは脆さがあったかなと思いますね。攻撃ではチャンスは作っていたと思うので、あとは決め切るところをどうするのかというところと、ピンチになってるところの兼ね合い。チャンスは作れても、点を取るところは難しかったですね。

 究極の“たら・れば”を言えば、「先制しておけば」という試合は確かに多かったかもしれないです。

 立ち上がりから攻めるけど、ぽろっと安い失点で、みたいなのは続いてたかなと思いますね。攻撃で点を取り切ったり、勝ち切ったりできれば、問題なく進んでたんでしょうけど。

 ナベさんになってからの5連勝3回もすごいですよね。ナベさん、自分で総括しちゃってるから、ここで言うことは少ない。

 ディオマガで読んでください。

 こちらで感じていた感想とだいたい同じ感じで。1回目の5連勝はたくさん点が取れて、複数得点がずっと続いてました。

 勢いで。

 2回目の5連勝は我慢して、我慢して、最後に決勝ゴールも。最後の5連勝は、途中までは勢いがあるようにも見えなかったけど、急にハマったような感じで。

 群馬戦(第40節)あたりからはがっつりハマった感じでしたね。いわき戦(第41節)はヤバかったけど。いつやられてもおかしくなかった。

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